【新型コロナ】東京、医療崩壊危機…感染者1日最多97人、４月３日にもベッド不足の恐れ

擬古牛φ ★

★東京、医療崩壊危機…感染者1日最多97人、3日にもベッド不足の恐れ

[ 2020年4月3日 05:30 ]

　東京都は2日、新たに確認された新型コロナウイルスの感染者数が97人に上ったと明らかにした。
1日ごとの感染者数として最多だった3月31日の78人を上回り、感染拡大傾向が一層顕著になった。
小池百合子都知事は「間もなく3桁で大変多い。これが最大になるよう願う」と話した。感染者数は計684人となった。

　都によると、97人のうち感染経路不明は33人。重症者はおらず、海外渡航歴があったのは1人だった。
世代別では20代から50代で全体の約7割を占めた。

　3桁目前の数字が持つ意味は重い。
日本医師会は3月30日に緊急会見し、政府の専門家会議のメンバーでもある釜萢敏（かまやち・さとし）氏が
「新規の感染者が2桁を超えると感染が急速に拡大していく」とオーバーシュート（感染者の爆発的増加）の可能性を指摘。
病床不足など“医療崩壊”への懸念を示していた。

　小池氏は2日、入院病床について「700床まで確保した」と明かしたが、既に628人が入院。
感染者のここ数日の増加ペースからすれば、3日にもベッドが足りなくなる恐れもある。

　都は今後、4000床の確保を目指すとしている。
感染者の症状に応じて、1日時点で17人いる重症者向けの病床は最大700床が目標。
軽症者や無症者向けには、民間のホテルなどの転用も視野に入れて拡充を図るという。
感染拡大のスピード次第では医療崩壊が起きかねず、早急な対応が求められる。

　都内では、文部科学省が一斉休校の解除を発表した3月20日から22日までの3連休で自粛ムードが緩み、
繁華街に人出が戻るなど“コロナ慣れ”が起きたとの指摘もある。
発症までの期間は約2週間とされ、コロナ慣れの時期の感染が、今週末に表面化する可能性もある。
都はこの土、日も外出自粛を要請。感染爆発を抑えられるか、気の抜けない日々が続く。

　《医療従事者も次々と》医療崩壊に関しては、病床数のリミットだけでなく、医療スタッフへの感染拡大も重大な問題だ。
　横浜市は2日、市立市民病院に勤務する20代の女性研修医の感染を発表した。
研修医は軽症だが、濃厚接触者として指導医4人と研修医45人を自宅待機とした。
市は「救急医療体制の維持が難しく、かなりのダメージだ」としている。
同病院は神奈川県内の「感染症指定医療機関」の一つ。
集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」から搬送された感染者も入院していた。
北九州市でも門司区の新小文字病院の医療スタッフ17人が感染。感染確認された患者が入院しており、院内感染が発生したとみられる。
これら医療スタッフの感染は、患者が急増した際に対応できる人材確保が困難になる。

スポニチ　https://www.sponichi.co.jp/society/news/2020/04/03/kiji/20200402s00042000400000c.html

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