【東京電力】小泉純一郎氏「原発事故は人災。４基目が爆発していたら東京・神奈川も含め５千万人が避難だよ！これは最悪の状況。日本に原発は要らない」

擬古牛φ ★

●特別対談　人となり

政治家、元内閣総理大臣　小泉純一郎氏
IIJ代表取締役社長　勝栄二郎

勝総理をお辞めになられたあと、２０１１年に東日本大震災が起こり、原発事故が発生しました。それを機に「脱原発」の方向に転じられました。

小泉　これは人間の考えが変わる一つの典型だな。日本には資源がほとんどないし、石油も輸入に依存している。
だから私が総理だった頃は、エネルギー政策を考えると、原発は不可欠というのが、役所でも経済界でも常識だった。
実際、２０１１年の時点で、日本には５４基の原発があり、そのうち約４０基が稼働して、全電力の約３０パーセントを供給していた。
２０１１年の地震と津波、あれは想定外だったかもしれない。しかしよく調べてみると、当時から日本の原発は安全対策が十分じゃないという議論もあった。
想定を超えた事態が起こるかもしれないという意見はあったんだよ。
ところが、原発推進論者や電力会社は、そんな大きな地震はこない、津波も来ない、きたとしても安全対策は十分と主張していた。
ことろが、あのメルトダウンだよ。私は２００９年に政界を引退した。そして事故のあと、原発に関する本を読み始めた。
かつて経産省をはじめ、原発推進論者は、日本の原発は安全で、他の電力に比べてコストが安い、二酸化単相を排出しないクリーンヘネルギーだと主張し、
挙げ句の果てには、永遠のエネルギーを謳って「もんじゅ」までつくった。国会が設置した事故検証委員会で委員長を務めた黒川清先生とたまに話をするんだ。
この前、会った時に「福島の原発が爆発したのは、地震が原因だとか、津波が原因だとか、いろんな議論があるけど、いったいどっちなんですか？」と尋ねた。
すると、はっきり言ったよ「あの事故は自然災害ではありません。人災です」と。では、なぜ人災なのか？「安全対策が十分じゃなかった」。
福島では幸いにも４基目は爆発せずに済んだ。しかし万が一、４基目が爆発していたら、福島か半径２５０キロ圏内の住民は避難しなければならなかった。
２５０キロ圏内というと、東北全域に加え、東京・神奈川も含まれる。そうなると五千万人が避難だよ！これは最悪の状況。
原発がひとたび事故を起こすと、多くの人が故郷を失うことになる。現に今でも帰れない人が何万人もいる。
それで私は「日本に原発は要らない」と考え、講演を始めたんだ。

勝原発はテロ対策なども大変らしいですね。

IIJ.news　（一部抜粋）　https://www.iij.ad.jp/news/iijnews/2019/pdf/vol153.pdf

【東京電力】 小泉純一郎氏「原発事故は人災。４基目が爆発していたら東京・神奈川も含め５千万人が避難だよ！これは最悪の状況。日本に原発は要らない」

【東京電力】小泉純一郎氏「原発事故は人災。４基目が爆発していたら東京・神奈川も含め５千万人が避難だよ！これは最悪の状況。日本に原発は要らない」