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【外交の安倍】 米朝の歴史的瞬間にカヤの外 安倍外交の“惨めな孤立” 中国包囲網にしろ、北方領土返還にしろ、安倍外交が上げた成果はひとつもない
- 1 :擬古牛φ ★:2019/07/02(火) 08:18:36.38 ID:???
- ★米朝の歴史的瞬間にカヤの外 安倍外交の“惨めな孤立”<上>
30日行われたトランプ大統領と金正恩委員長との3回目のトップ会談は、なにもかも異例ずくめだった。
現職のアメリカ大統領が北朝鮮に足を踏み入れたのが初めてなら、
米・韓・北のトップ3人が肩を並べて談笑するのも、南北分断後初めてのこと。
そもそも、この会談自体、トランプのツイッターによって実現したのだから前代未聞である。
韓国側から北朝鮮に入ったトランプは「軍事境界線を越え、この場にいるのは大変光栄だ」と語り、
金正恩は「トランプ大統領が境界線を越えたのは、良くない過去を清算し、良い未来を開拓しようという勇断だ」と称賛してみせた。
この会談が、2人にとってウィンウィンだったのは間違いない。
「会談終了後、金正恩は満面の笑みを浮かべていました。あの表情がすべてを物語っています。
トランプとの1対1の会談時間も過去2回より長かった。
ポイントは、2〜3週間以内に実務協議をスタートすることで合意したことです。
これまで北朝鮮は、協議再開の期限を年内と区切り『時間的余裕はない』とアメリカを揺さぶっていた。
米朝協議が動きだせば、経済制裁も緩和されると計算しているのでしょう。
一方、大統領選を控えるトランプは、北朝鮮問題が進展していると外交成果を訴えられる。
2人が会ったのは、利害が一致したからでしょう」(朝鮮半島問題に詳しいジャーナリスト・太刀川正樹氏)
ただし、北朝鮮の非核化は、そう簡単には動かないとみられている。
トランプ本人も「スピードが目的ではない」と、会談後、明言している。
元韓国国防省北朝鮮情報分析官の高永侮=i拓大主任研究員)はこう言う。
「脱北した元高官は、北朝鮮外交の3本柱は、(1)核は放棄しない(2)核を保有していればアメリカも軍事攻撃できない
(3)中国は北朝鮮を見捨てることはできない――だと話しています。実際、北朝鮮にとって核は、体制を維持する虎の子です。
最後まで放棄することはないでしょう。リビアが大量破壊兵器計画を放棄した後、欧米から空爆されたことも知っているはずです。
そもそも、北朝鮮の非核化は簡単じゃない。相当な時間がかかる。
なにしろ、核兵器を10個以上も保有し、核の関連施設は300〜400に及ぶとみられている。
アメリカのハッカー博士は、完全な非核化には15年かかると予測しています」
仮に非核化に動くとしても、北朝鮮の主張通り、時間をかけ、相応の見返りを与える「段階的核廃絶」になるのではないか。 (以下略)
●会談実現に驚く安倍官邸の情報収集能力
大阪G20サミットに参加していたトランプが「金委員長に会って握手、言葉を交わす用意がある」とツイートしてからおよそ1日半。
3回目の米朝会談の実現に最も目をパチクリさせたのは安倍首相ではないか。
そうでなければ、橋渡しをした韓国の文在寅大統領に対する安倍の冷遇はあり得ない。
外務省幹部は日本テレビの取材に「米朝面会の準備はまったく進んでいないと思う。あまり気にしなくていい」と
前日まで甘い見通しを口にしていたというから、安倍官邸の情報収集能力が知れるというものだ。
日刊ゲンダイDIGITAL https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/257328
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