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【政治】 GDP600兆円目前のカラクリ カサ上げ常態化 内閣府が公表したのは検証不可能な“内訳” 悲惨な国内消費をごまかすために細工をした? 国会でも問題に

1 :擬古牛φ ★:2019/03/17(日) 08:41:27.65 ID:???
★GDP600兆円目前のカラクリ カサ上げ常態化 内閣府が公表したのは検証不可能な“内訳”

 GDP膨張に大きな役割を果たす「ソノタノミクス」についてお話しします。
前回指摘したGDP改定要因のうち、国際的算出基準である「2008SNA」と全く関係がない
「その他」の部分について、2016年12月のGDP改定当時の資料には詳細な数字の内訳がありませんでした。

そこで、拙著「アベノミクスによろしく」の担当編集者が内訳を開示してほしいと
内閣府に問い合わせたところ、こうした回答がありました。

〈「その他」は平成23年基準改定のうち、「2008SNA対応」を除いた部分になりますが、
産業連関表の取り込み、定義・概念・分類の変更、その他の推計方法の変更(建設コモ法の見直し)等々が含まれ、
様々な要素があり、どの項目にどれほど影響しているか等の内訳はございません〉 内訳がないのだから検証不可能です。

これでますます疑惑が深まることになったのですが、内閣府は改定から1年以上も経過した17年12月22日になって
「その他」の「内訳表に近いもの」を公表しました。
なぜ「近いもの」なのかと言うと、その内訳表の数字を合計しても「その他」と一致しないからです。
また、内閣府自身が、この内訳表の項目以外にも要因があると説明しています。

 なぜこんな表を出したのか。ウラ話があります。
17年12月上旬、報道番組「週刊報道LIFE」(BS―TBS)でこの“その他問題”が取り上げられる予定で、
私もVTR出演するはずだったのですが、延期されました。
そして、内閣府が「内訳表に近いもの」を公表した2日後の12月24日、「週刊報道LIFE」で“その他問題”が報じられたのです。

 当初予定されていた放送日は内閣府が横ヤリを入れて延期させ、その間に「内訳表に近いもの」を急造したのではないかと思います。
BS放送とはいえ、テレビ報道の影響力は大きく、「内訳はない」と言い続けるのはマズイと思ったのでしょう。

「内訳表に近いもの」の詳細な分析は拙著「データが語る日本財政の未来」に書いてあります。

 一番重要な点は、国内消費がカサ上げされているということです。
総務省の「家計調査」という統計には、各世帯の消費を指数化した「消費支出指数」というものがあります。
これに世帯数を乗じた数字と、GDPの家計最終消費支出を比較したところ、14年まではほとんど同じ推移を示しているのですが、
15年から急に「ワニの口」のように差が大きく開くのです。なぜ急にこんな現象が起きるのか――。
衆院予算委員会で国民民主党の階猛議員に原因を質問された茂木経済再生担当相は回答できませんでした。

 悲惨な国内消費をごまかすために何か細工をしたのだと私は思っています。疑惑は深まるばかりです。 

日刊ゲンダイDIGITAL https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/249797

▽関連リンク
●第198回国会(衆議院) 予算委員会第七分科会 第1号
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/198/0037/19802270037001c.html

関連情報は>>2-7

2 :擬古牛φ ★:2019/03/17(日) 08:41:49.84 ID:???
>>1の関連情報

●第198回国会(衆議院) 予算委員会第七分科会 第1号
http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/198/0037/19802270037001c.html

○階分科員 国民民主党の階猛です。
 まず、内閣府に質問しますけれども、きのう中央公聴会が開かれまして、公述人として、明石順平さんという方がこの本について口頭で説明されたんですね。
詳しくは本を読んでくださいということで、私、読ませていただいたんですが、その中から抜粋したものが一番最後のページのグラフです。
 このグラフを見ていただくとわかるとおり、一番上が、平成十七年基準による家計最終消費支出と、
明石さんが計算した世帯数掛ける名目家計消費指数との比較ということで、二つのグラフがほぼパラレルに動いているわけですね。
 ところが、二十三年基準に変わってから、この両者のパラレルな関係に変化が出てきている。一六年に改定がされまして、
家計最終消費支出が変わったわけですけれども、以降、ここで出ているのは、一五年、一六年、これが新基準で算定したもののようなんですが、
乖離がどんどん広がっている状況なんですね。
 一番下のグラフは、この乖離がどの程度のものかということなんですが、上の方に二つ数字が並んでいて、
二〇一五年はこの乖離が四・三ポイントですか、二〇一六年は五・六ポイント、広がっているわけですね。
 これを明石さんはきのうワニの口と言っていたわけですけれども、真ん中のグラフの右のところを指していると思うんですけれども、
このワニの口が広がっている、その理由について御説明いただけますか。

○長谷川政府参考人 お答え申し上げます。
 御指摘の書籍の中で示されております、世帯数を考慮いたしました家計調査の数字について、詳細については存じ上げておりませんが、
GDPの年次推計におきましては、家計最終消費支出の暦年値については工業統計などの大規模で詳細な供給側、
売り手側の基礎統計を用いて推計しておりまして、両者を比較することは困難と考えております。

○階分科員 比較することは困難と言っていますけれども、比較した結果が客観的にあらわれているわけですね。いいですか。
グラフを見ていただければ一目瞭然なんですけれども、なぜか、平成二十三年基準にした瞬間にこういう乖離が出てきているわけですよ。
なぜこういうふうにワニの口が開いたのか、その理由を説明してください。客観的なデータに基づいて聞いています。その理由、お答えください。

○長谷川政府参考人 お答え申し上げます。
 今申し上げました、両者の基礎統計がまず違うというところで、比較することは困難というふうに存じております。
 ただ、今御指摘ございまして、基礎統計の作成省庁とも連携いたしまして、GDP統計の精度向上に引き続き取り組んでまいりたいと思っております。

続く

3 :擬古牛φ ★:2019/03/17(日) 08:42:28.82 ID:???
>>2の続き

○階分科員 それは、この乖離の理由について説明をするということですね。
今じゃなくても、なるべく早く説明するということで受けとめていいですか。お答えください。

○長谷川政府参考人 お答え申し上げます。
 繰り返しになりますが、基礎統計作成省庁とも連携いたしまして、精度向上に引き続き取り組んでまいりたいと思っております。

○階分科員 それを聞いているんじゃなくて、精度向上に取り組むじゃなくて、この乖離の理由を説明してください。
これがアベノミクス偽装だときのう明石さんが言っていたんですよ。偽装の大きな一つだと言っていたわけですよ。
そういう疑いをかけられているんだから、疑惑を晴らすために説明責任を果たしてください。即刻説明してください。
できなければ、きょうじゅうに資料をつくって説明しに来てください。どうぞ。

○長谷川政府参考人 お答え申し上げます。
 先ほど申し上げましたが、この世帯数を考慮いたしました家計調査の数字、本当につまびらかに私ども詳細を存じておりません。
 ただ、御指摘ございましたので、検討させていただきたいと思っております。

○階分科員 検討ではなくて、これは偽装だと言われていますから、きょうじゅうに説明がない場合は、
あしたテレビ入りの質疑で、これは偽装だということに反論できなかったという話になりますよ。いいんですか。
 きょうじゅうに説明してください。でなければ、これについては、内閣府から明確な理由の説明がない、
なぜこれだけ差が開いたのか説明がないということで、偽装だということで言わせていただきますが、きょうじゅうに説明できますか、できませんか。

○長谷川政府参考人 お答え申し上げます。
 GDPの統計でございますが、作成方法をオープンにしながら推計をしております。
 具体的に、この乖離幅について私ども統計部局としてどこまで検討できるかというところがちょっとわかりませんが、
私どもは偽装というようなことは全くしておりませんが……(階分科員「だから説明しろって言っているじゃないですか、
そうじゃないんだったら」と呼ぶ)はい。そうではないという理由を説明するということでございましょうか。
(階分科員「ちゃんと整理して」と呼ぶ)検討させていただきます。

○階分科員 では、ここで言っておきますけれども、きょうじゅうに説明が来られない場合には、
あした、そういう観点から、私じゃないかもしれませんけれども、テレビ入りのときに指摘させていただきますから。
 それと、さっき事務方の人にお願いしたんですけれども、このお配りしている資料、最後のページのグラフ、
これは一六年までしかないんですよ、真ん中のワニの口のグラフ。で、一七年の数字も出してくれないかと言ったら、
これは出せますという話で、待っていたら、さっき急に、やはり出せませんという話になっていました。これも出してもらえますか。内閣府。

○長谷川政府参考人 お答え申し上げます。
 検討して対応させていただきます。

○階分科員 これも出せないということであれば、いよいよ怪しいわけですよ。
 それと、もう一つ怪しいこと。総務省、いいですか。
この明石さんが言っている世帯数掛ける名目家計消費指数のうち、名目家計消費指数、
何で二〇一七年十二月をもって指数を出すのをやめたんですか。お答えください。

○佐伯政府参考人 お答えいたします。
 家計消費指数は、平成三十年一月分から公表を取りやめております。ただ、平成三十年一月分からは、
消費動向指数を作成して公表を開始しておりまして、そちらに接続しているということでございます。
 ただ、この点については、ホームページにも記述がございませんし、わかりにくいということでございますので、
この点がわかりやすくなるように、ホームページにも説明を加えていきたいと思っております。

続く

4 :擬古牛φ ★:2019/03/17(日) 08:42:55.77 ID:???
>>3の続き

○階分科員 ごまかして答えていますけれども、この名目家計消費指数、二〇〇二年を一〇〇としていましたよね、それはいいですよね。
この明石さんの資料でいうと二〇〇二年となっていますね。それで、二〇一七年十二月でやめた理由は、
去年の一月から家計調査のやり方が大きく変わりましたよね、ここで断絶が生じてしまうからですよ。
 きょう資料を配っていますけれども、私もこの間、委員会で指摘しましたけれども、家計調査のやり方を変えたことによって大きく数字が変わっているんですよ。
 資料の五ページ目です。この間も指摘したとおり、下の方で私が手書きで書いた数字、
これは委員会で参考人が認めてくれましたけれども、消費支出では月で三千八百九十二円、年額にすると五万ぐらいでしょうか、五万近く。
あと、実収入でいくと月で四万二千九百五十円、年間にすると五十万円近くでしょうか。
パーセンテージだと、それぞれ一・四%、八・〇%、これぐらいのポイントが上がっているわけですね。
一・四%ポイント、八・〇%ポイント上昇しているわけですよ。
 だから、二〇〇二年を一〇〇として指数をつくると、これが大きく上振れしてしまうから去年でやめたんじゃないですか。違いますか。お答えください。

○佐伯政府参考人 お答えいたします。
 家計調査の結果につきましては、御指摘のとおり、調査票である家計簿の様式の変更ということで世帯の記入状況がよくなりまして、
支出額等が増加するということは間違いない事実でございまして、実際、上がっております。
 その点については、どれぐらい新旧家計簿で差が出たかというところはわかるように数値を公表しておりますので、
その点については、いずれの数値を使うかというところはユーザー側できちんと御判断いただけるものと思っております。

○階分科員 答えていませんよ。
 私が言っているのは、なぜ、先ほどの指数、グラフの上がっていたところ、名目家計消費指数をやめたのか。
最初に答えていたことは、私は、これはごまかしだと言いました。
 本当の理由は、去年の一月から家計調査のやり方が変わったので、二〇〇二年からの指数を出したとすると、
これが大きく上振れしてしまって都合が悪いからじゃないですか。違いますか。

○佐伯政府参考人 お答えいたします。
 先ほど申し上げたとおり、新しい消費動向指数というものを公表しておりまして、これに家計消費指数は接続する
ということでございまして、新しい消費動向指数を計算するに当たっては、
新しい家計簿の影響がどれぐらいになっているかというところも考慮しながら作成しておりますので、
委員が御指摘になったような意図は全くないというふうに考えております。

続く

5 :擬古牛φ ★:2019/03/17(日) 08:43:24.55 ID:???
>>4の続き

○階分科員 答えていません。質問に答えていません。とめてください。

○宮下主査 必ずしもそうではないと答えているんじゃないですか。(階分科員「いや、全然質問に答えていませんよ。ではもう一回言いますね」と呼ぶ)はい。

○階分科員 よろしいですか。私が聞いているのは、なぜ指数の算出を二〇一七年十二月で打ち切ったのか、これを聞いているわけですよ。
 私が考えているのは、ちょうど二〇一八年の一月から家計調査のやり方を変えて、私が指摘して総務省もお認めになったとおり、
家計調査の収入や支出の額は上振れしている、この状況で二〇〇二年から継続した指数をとった場合、
段差があるのに指数化するとおかしな数字になるから、それで、今までずっと出してきた名目家計消費指数をやめたんじゃないですかということを言っているわけですよ。
そうじゃないんですか、端的にお答えください。

○宮下主査 段差が発生するからやめたのかどうなのか、その点に着目して明快に答えてください。

○佐伯政府参考人 お答えいたします。
 御指摘のとおり、新の家計簿を使ったことによって支出額はふえるということで、それをそのまま名目値で出すとふえるんですけれども、
その点を調整するために変動調整ということを行いまして、それで数値を出しているということでございまして、
御指摘のような意図は全くないということでございますけれども。

○階分科員 それだったら、まず、二〇一八年のもなぜ出さないのか。出せばいいじゃないですか。
そのCTIなる指数も、別途出しているのはそれはそれでいいですよ。
でも、過去との比較をするのに、途中からデータを出すのをやめられても困るわけですよ。
家計調査自体はやっていて、段差も問題ないというんだったら、出せばいいじゃないですか。
 両方出してもらわないと、明石さんの批判に対する反論もできないんですよ。それ、すぐ出せるでしょう。出してください。

○佐伯政府参考人 持ち帰って検討させていただきます。

○階分科員 これを出さないと、疑惑はますます深まるということですよ。よろしくお願いします。

以下略

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