【北方領土】前代未聞「北方領土は日本固有の領土」と言えない河野太郎外相が不安だ　日ロ交渉で外務省は蚊帳の外

擬古牛φ ★

★「北方領土は日本固有の領土」と言えない河野外相が不安だ

　北方領土をめぐる河野太郎外相（55）の発言が大きな波紋を呼んでいる。
11月22日の記者会見で「北方4島は我が国固有の領土とお考えか」と問われた際に
「政府の考えを申し上げるのは一切差し控えたい」と答えたからだ。

　外務省担当記者が語る。

「2島返還論に傾く安倍首相の1月訪ロを控えて口をつぐんだのでしょうが、外務大臣が北方領土を『固有の領土』と言えないなど前代未聞です」

　毎年2月7日の「北方領土の日」に行われる北方領土返還要求全国大会には、もちろん河野外相も出席していた。

「河野外相は『日ロ平和条約締結は祖父・一郎の世代から引き継いだ最も重要な外交課題』と語ったうえで、
『北方領土は我が国固有の領土。4島にかける国民の想いを明確に示し続けることが重要』と断言していた」（同前）

　だが日ロ交渉で、外務省は蚊帳の外に置かれている。

「安倍首相の懐刀・今井尚哉秘書官を中心に官邸が進めています」（政治部記者）

　秋葉剛男外務事務次官も官邸外交の駒の一つのような扱いで、先のシンガポールでの日ロ首脳会談に同席させられたことを指し、
同省関係者は「次官も官邸に取り込まれた。情けない」と嘆息する。

●訪問国数だけ多い「スタンプラリー状態」

　河野外相といえば、精力的に飛び回り、訪問国数は格段に多いが「スタンプラリーじゃないんだから」という
声もあると週刊文春は先月報じたが、そうした批判もどこ吹く風。23日からはイタリアへ飛んだ。
「外務大臣として初めて地中海対話に出席する」と胸を張ったものの、
裏では24日に開かれた井川意高・大王製紙前会長の娘の結婚式をドタキャン。
河野氏は新郎側と縁があり、当初主賓に名を連ねていたという。ちなみに新婦側の主賓、野田聖子前総務相は夫婦揃って出席した。

　その地中海対話でも失態を演じた。
中国の「一帯一路」を取り上げ、「いくつかの国は（中国からの）借金漬け。その国の成長を手助けしていない」と苦言を呈したのだ。
官邸主導で「一帯一路」への協力を進めることが大前提となっているだけに、
発言が報道されると河野氏は途端に「色々とちりばめたのに本音だけを抜き出して書くなよ」と記者団に責任を転嫁した。

　外務省の向かい側には、北方領土返還を訴える大看板が長年掲げられている。
だが河野氏が「あの看板は何だ！」と一喝し、白塗りになる日が来るかもしれないと最近では危惧されているという。

文春オンライン http://bunshun.jp/articles/-/9845

【北方領土】 前代未聞「北方領土は日本固有の領土」と言えない河野太郎外相が不安だ 日ロ交渉で外務省は蚊帳の外

【北方領土】前代未聞「北方領土は日本固有の領土」と言えない河野太郎外相が不安だ　日ロ交渉で外務省は蚊帳の外　