2ちゃんねる スマホ用 ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

【政治】 安倍「史上最長政権」を待ち受ける落とし穴 求心力低下が必至 改憲も厳しい 首相経験者「引き際が肝心な残り任期3年」となる

1 :擬古牛φ ★:2018/10/10(水) 10:48:59.96 ID:???
★安倍「史上最長政権」を待ち受ける落とし穴 求心力低下が必至、改憲も厳しい

泉 宏 : 政治ジャーナリスト

安倍晋三首相が自民党総裁3選を受けて第4次安倍改造内閣を発足させてから1週間。
10月24日召集予定の次期臨時国会に向け、「全員野球」内閣の12人の初入閣組や、
いわゆる「魔の3回生」が中心となる各省政務官らがそれぞれの担務の勉強にいそしむ中、
首相はすでに「史上最長政権」の運営戦略を練り始めている。

まずは臨時国会で、大災害に対応する補正予算を成立させ、年明けからの通常国会では来年度予算の早期成立を図る。
それに続き4月の統一地方選、5月1日の天皇陛下退位・新天皇即位と新元号制定という歴史的行事を乗り切って、
来夏の参院選での自民勝利につなげるというのが、現在の首相の基本戦略とみられている。

●与野党の協議は難航必至

ただ、首相が参院選前の国会発議を目指す憲法改正について、与野党の協議は難航必至だ。
また、得意の首脳外交も日米、日ロに対北朝鮮など、壁にぶつかる可能性の高い案件ばかり。
さらに、新たな3年の任期で「完結」を目指すアベノミクスについても、2019年10月の消費税率10%への引き上げによって、
景気悪化が確実で、副作用の不安が拡大する日本銀行による異次元金融緩和からの「出口戦略」も容易に見つかりそうもない。
永田町では「最後の3年間は落とし穴だらけで、首相が任期を無事務め上げるのは容易ではない」(首相経験者)との声が上がっている。

10月2日の党・内閣人事を受けて、同日以降の各メディアの報道には「終わりの始まり」との表現が飛び交った。
総裁3選によって首相の任期はあと3年となり、「これからは政権のレームダック化が進む」(自民長老)というのが政界の常識だからだ。
今後、党内でのポスト安倍レースが顕在化すれば、首相の求心力も低下し、安倍1強体制の維持も容易ではない

だからこそ首相は、総裁選での記録的圧勝を狙ったわけだが、対立候補の石破茂元幹事長が地方票で予想を超える善戦をしたことで思惑は外れた。
さらに、総裁選直後の沖縄県知事選の与党完敗で出鼻をくじかれ、党・内閣人事で「党内配慮と論功優先」を強いられたことで、
ご祝儀相場となるのが通例だった内閣支持率も上がらなかった。

首相は悲願の憲法改正実現のため、臨時国会での自民党改憲案提出を目指すが、与党・公明党の慎重姿勢は変わらず、
野党側も「安倍政権での改憲は許さない」と徹底抗戦の構えだ。
このため、自民党内でも来年の通常国会での改憲発議は「絶望的」(長老)との見方が広がっている。

安倍政権を取り巻く環境のこうした悪化の最大要因は、来夏の参院選で自民の苦戦が確実視されていることだ。
今回改選される議員が当選した2013年参院選では、自民党が現行制度では最多の65議席(選挙区47議席、比例区18議席)を獲得して大勝した。
特に1人区(31)では29勝2敗と野党を圧倒し、結党以来初の現職候補の全員当選も果たした。
その結果、公明党も加えた与党の議席は非改選も合わせて過半数(122議席)を大きく上回る135議席となり、
衆参両院のねじれも解消されて、現在の「安倍1強」が始まった。

ただ、その反動もあって、来夏の参院選では自民党の議席減は避けられない状況だ。
特に、2016年参院選から32に増えた1人区は、立憲民主など主要野党が「統一候補」を擁立すれば、
「2013年のような大勝は不可能」(自民選対)とされる。
自民党は56議席を獲得した2016年参院選でも東北を中心とした野党統一候補に11の1人区で競り負けたからだ。

民進党分裂で多党化した主要野党は、「バラバラでは戦えない」との共通認識から、
来夏の参院選では全ての1人区での統一候補擁立を目指している。
それが実現すれば、いわゆる「もり・かけ疑惑」などで2016年参院選のときより内閣支持率も低下しているだけに、選
挙アナリストらの情勢分析でも「1人区は与野党半々」との予測が多数派だ。
そうなれば自民党は1人区だけで10以上の議席減は避けられず、複数区や比例代表でも議席を減らせば、15前後の議席大幅減の可能性もある。
(続く)

東洋経済オンライン https://toyokeizai.net/articles/-/242148

続きは>>2-4

2 :擬古牛φ ★:2018/10/10(水) 10:49:21.20 ID:???
>>1の続き

安倍首相は第1次政権での2007年参院選で自民37議席という歴史的惨敗を喫し、同年9月に退陣表明に追い込まれた。
12年に一度の統一地方選と参院選が重なる亥年(いどし)特有の選挙事情もあるだけに、首相にとって「12年前の悪夢再来」の不安も拭えない。
仮に自民党が50議席台前半にとどまれば、与党の合計議席は参院過半数(124議席)を大きく上回るものの、
現在の自民単独過半数と、維新なども含めた参院での「改憲勢力3分の2」を失うのは確実だ。

●参院選は「自民50議席」が首相の勝敗ライン

永田町の選挙専門家の間では、来夏参院選での自民党勝敗ラインは「50議席」とされている。
124の改選議席に対し、創価学会の強固な支持を持つ公明党が前回と同じ14議席を維持した場合、
残る110議席の半分の55議席以上が自民党の「勝利ライン」となり、
それを5議席以上減らせば主要野党の合計獲得議席も下回る「敗北ライン」となるからだ。

首相はこれまでの国政選挙では毎回、勝敗ラインを「与党で過半数」としてきた。
来夏の参院選での過半数は「定数6増」により63議席となるため、公明党が現状維持とすれば、自民党は48議席以下なら「敗北」となる。
ただ、自民50議席で過半数を確保しても、1997年参院選での敗北で即時退陣表明した橋本龍太郎首相(当時・故人)の場合は
15議席減だった歴史も踏まえれば、選挙直後の首相の退陣論浮上は避けられない。

もちろん、これらの予測は野党統一候補実現が前提だけに、与党内には「最終的に野党がまとまるのは困難」との楽観論もある。
だが、主要野党は「野党バラバラで参院選を戦うことはあり得ない」と口を揃えており、
1人区だけでなく13ある2〜6人区でも統一候補擁立となれば、自民党はさらに苦しくなる。

ただ、自民党は政党支持率で主要野党合計にトリプルスコアに近い大差をつけているため、
「2増」となる比例区での議席増を期待している。
比例区では複数の有名人候補擁立も検討しているとされるが、
「苦しい時のタレント頼みは、有権者に見透かされ、かえって票を減らす」(選挙アナリスト)との指摘もある。

自民党がなんとか50議席台前半に踏みとどまれば政権維持は可能だが、首相の求心力は一気に低下する。
その場合、首相が悲願とする憲法改正も「参院の3分2割れ」に直面する。
野党の協力が得られない限り、首相の公約でもある自衛隊の憲法9条への明記を盛り込んでの衆参両院での改憲発議は不可能となる。
ここにきて、自民党内に来夏の衆参同日選論が浮上しているのは、そうした事態を回避したい政権側の思惑からとみられる。

政権選択選挙となる衆院選を参院との同日選挙にすれば、
「主要野党による全面的選挙共闘は困難となり、自民の参院選勝利の道が開ける」(自民選対)という読みからだ。
ただ、与党内には「改憲だけの目的で同日選を断行すれば、国民の反発から衆院でも大幅議席減となり、
首相の責任論が噴出する」との厳しい見方も少なくない。

首相がなんとか単独での参院選を乗り切っても、次のハードルは10月の消費税10%実施だ。
すでに2回先送りした首相だけに、与党内には「3度目の先送り論」も残るが、
首相サイドは「今回の先送りは明確な公約違反となる」(側近)との立場で、首相も総裁選などで予定どおりの引き上げを明言してきた。

このため、来年10月以降の景気後退は避けられず、「2020年夏の東京五輪までは何とかしのげても、その後の景気急減速は不可避」(財界首脳)との見方が支配的だ。
その場合、首相が目指す「アベノミクスの完結」は困難となり、異次元金融緩和の「出口戦略」に失敗すれば、
「経済政策が政権の命取り」(同)ともなりかねない。

続く

3 :擬古牛φ ★:2018/10/10(水) 10:49:43.05 ID:???
>>2の続き

●「引き際が肝心」な任期3年に

こうしてみると、首相の新たな3年間の任期は、1強維持どころか退陣論に結びつく求心力低下との闘いとなるのは確実だ。
参院選の結果で、首相が「政権最大のレガシー(遺産)」と目論む憲法改正が実現困難となれば、
「東京五輪後には安倍政権が完全なレームダックになる」(自民長老)ことは避けられないからだ。

今後の政治日程をみると、2021年9月末の首相の任期満了の3週間後に、現在の衆院議員の任期も満了となる。
このため首相は今後、第2次政権発足後3度目の解散断行の機会をうかがうことになるが、
消費税増税や五輪開催などの今後の重要政治日程からみて「チャンスは来夏の同日選か2年後の五輪直後の2つの選択肢に絞られる」(自民幹部)との見方が支配的だ。

首相にとっての金字塔ともなる「史上最長政権」は2019年11月下旬に実現する。
このため、参院選で「改憲勢力3分の2」を失って憲法改正が困難となれば、首相は東京五輪直後に勇退の形で退陣表明し、
事実上の後継指名で「キングメーカーの座を狙うのでは」(麻生派幹部)との見方も広がる。

その場合の首相の後継者は岸田文雄政調会長との説もあるが、首相がその前にレームダック化すれば、
求心力低下で首相の思惑どおりの展開となる可能性は小さくなる。
その一方で五輪直後の解散断行で大幅議席減となれば「即時退陣か1年間の完全なレームダックを余儀なくされる」(自民幹部)ことは避けられず、
「退陣後の院政も不可能となる」(同)。首相にとって「引き際が肝心な残り任期3年」(首相経験者)となることは間違いなさそうだ。

以上

4 :名無しさん@15周年:2018/10/10(水) 22:44:27.74 ID:/Ap2LiHqv
「失われた〜年」とはこの事か‥
合致 符合もしてしまう色々なる哉

総レス数 4
9 KB
掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver 2014.07.20.01.SC 2014/07/20 D ★