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【経済】スルガ銀行に業務の一部6か月停止を命令 金融庁

1 :モチモチの木φ ★:2018/10/05(金) 21:29:58.48 ID:???
■スルガ銀行に業務の一部6か月停止を命令 金融庁

シェアハウス向けなどの融資で組織的な不正が明らかになった静岡県の「スルガ銀行」に対して、金融庁は、
内部管理体制に重大な問題が確認されたとして、不正のあった業務を6か月間停止するよう命じる、厳しい処分を行いました。
さらに、創業家と関わりの深い企業への不適切な融資も認定し、抜本的な改善を求めました。

スルガ銀行ではシェアハウスを含む投資用不動産向けの融資で多くの行員が書類の改ざんなどの
不正に組織的に関わっていたことが明らかになって、金融庁はことし4月から立ち入り検査を進めてきました。

その結果、営業部門で不正がまん延し、審査も機能していなかったこと、さらに取締役会が適切な監督機能を果たさないなど、
内部管理体制に重大な問題が確認されたということです。

このため金融庁は5日、投資用不動産向けの新規の融資の停止を命じる業務停止命令を出しました。

業務停止の期間は来年4月までの6か月間と、厳しい内容になっています。

また金融庁は、スルガ銀行が創業家と関係の深いファミリー企業に行った融資の中に、
取締役会での適切な決定を経ずに行われたものがあるなど不適切な融資があったことも認定しました。

あるファミリー企業から融資を回収する際、別のファミリー企業に寄付の名目で資金を出し、
その資金を還流させて返済させるといった事例があったとしています。

金融庁はスルガ銀行に対し、来月末までに経営責任を明確にすることや、内部管理体制の抜本的な改善策を提出するよう求めています。
>>2へつづく)

ソース:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181005/k10011659661000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_022

2 :モチモチの木φ ★:2018/10/05(金) 21:31:16.46 ID:???
>>1から続き)

■スルガ銀行社長「間違っても再発しない体制つくる」

スルガ銀行の有國三知男社長は記者会見を開き、冒頭、「お客様や株主に大変なご迷惑とご心配をかけ大変申し訳ありません。心からおわび申し上げます」と述べて陳謝しました。

そのうえで「不動産投資ローンで不適切な取り扱いが表面化したことは大変申し訳なく、まずここをしっかり改善し、間違っても再発しない体制作りをしていきます」と述べました。


■厳しいノルマ…怒鳴り、首をつかんで壁に押し当て

スルガ銀行の不正な融資を調査した外部の弁護士による第三者委員会は先月、融資の書類の改ざんなどに多くの行員が組織的に関与していたと認定し、経営責任を厳しく問いました。

第三者委員会の報告書では、融資の書類の改ざんがシェアハウス関連だけでなく、アパートなどの投資用不動産向け融資全般に広がっていたとし、
調査に対して「不正が全くない案件など全体の1%あったかなかったか」と答える行員もいたとしています。

また、融資に疑問を示した審査の担当者に、営業担当の幹部が威圧的に反論して融資を実行させるなど、
審査体制に問題があったこと、営業現場の実態を考慮しない厳しい営業ノルマがあったことなどを指摘しました。

営業ノルマについて、ある行員は委員会の聞き取りに対し「釣り堀に魚が10匹いないのに10匹とってこいと言われる状況」などと証言したとしています。

また報告書では、ノルマが達成できないと長時間机を蹴るなどしながら叱責され、
「給料を返せ」と怒鳴られたり「案件をとれるまで帰ってくるな」と首をつかまれて壁に押し当てられたこともあったとする証言も紹介しています。

そのうえで第三者委員会は、銀行全体としてコンプライアンス=法令順守の意識が極端に欠如していたと厳しく指摘し、当時の経営陣の責任を問いました。

>>3へつづく)

3 :モチモチの木φ ★:2018/10/05(金) 21:31:52.71 ID:???
>>2から続き)

■スルガ銀行不正件数など公表

スルガ銀行は現時点で把握している不正の件数などを明らかにしました。

それによりますと、シェアハウスを含む投資用不動産向けの融資で、
行員が書類の改ざんなどの不正に関わったり不動産業者が行った不正を知りながら黙認したりした事例は延べ1546件。

このうち、手元資金が少ない顧客に融資を行うため預金通帳の残高などを改ざんした事例が1101件と最も多くなっています。

次いで、より多額の融資を実行するため売買価格を実際より高くした偽の契約書を作って銀行に提出する「二重契約」と呼ばれる不正が225件。

また、これらとは別に、シェアハウス向けなどの融資を行う際に、顧客が望んでいないのにより金利の高い別のローンを抱き合わせで組ませた事例が534件。

一方、創業家と関係の深いファミリー企業に行った融資は総額で488億円に上っていることも明らかにし、
ファミリー企業から創業家の個人に行われていた融資の総額は69億円あるとしています。

融資先が反社会的勢力だと把握しながら新規の口座を開設していた件数が46件あったことも明らかにし、
投資用不動産の融資以外にも問題が広がっていた実態が浮き彫りになっています。

>>4へつづく)

4 :モチモチの木φ ★:2018/10/05(金) 21:32:37.36 ID:???
>>3から続き)

■金融庁 かつては評価「反省する」

長引く低金利や人口減少で地方銀行の経営環境が厳しさを増す中、
スルガ銀行は個人向けの融資に特化する独自の戦略で高い収益を上げてきたことで知られ、金融庁も評価してきました。

しかし高収益の裏側で不正がまん延していたことを見抜けず、金融庁は遺憾だとしています。

長引く低金利や人口減少を背景に、昨年度、全国の106の地方銀行のうち
半数以上の54の銀行で融資などの本業の利益が赤字になっています。

こうした中でスルガ銀行は去年3月期まで5年連続で過去最高益を更新するなど、高い収益力で知られ、
「地方銀行の優等生」とも言われてきました。

その背景には、勤続年数などの審査基準を緩めたローンなど、個人向けに特化した独自のビジネスモデルがあり、
金融庁も幹部の講演などの場で評価していました。

しかし、高収益の裏側で組織的な不正がまん延し、銀行全体として法令順守の意識が欠けていたことが明らかになり、
これまでの経営戦略は根本から揺らぐ事態になっています。

不正を見抜けなかったことについて金融庁は
「スルガ銀行について、ほかの銀行と同じように実態把握に努めてきたが、
今回シェアハウスの問題が起きたことは遺憾だ。
結果として事前に察知できなかったことは否めず、反省することは反省して効果的な実態把握に努めたい」としています。

(以上)

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