【社会】100年前にイギリス沖で沈没の日本の貨客船 犠牲者を弔う慰霊碑を再建

1 ：モチモチの木φ ★：2018/10/05(金) 19:12:08.61 ID:???

■100年前に沈没の日本の貨客船 犠牲者を弔う慰霊碑を再建

今から100年前、イギリスの沖合でドイツの潜水艦に攻撃されて沈没した日本の貨客船の犠牲者を弔う慰霊碑が、沿岸の住民によって再建されました。

第１次世界大戦末期の1918年10月、イギリス西部ウェールズの沖合を横浜に向けて航行中だった日本の貨客船「平野丸」がドイツの潜水艦から攻撃されて沈没し、210人が亡くなりました。

沿岸の村、アングルには、10人の犠牲者が流れ着き、村の住民が遺体を埋葬して教会に木製の慰霊碑を建てましたが、近年、慰霊碑は朽ち果てた状態になっていました。

このため、村では、平野丸の沈没から100年となるのに合わせて慰霊碑を再建することを決め、４日、新しい石の慰霊碑の除幕式が行われました。

新しい慰霊碑には、日本語と英語、それに地元に伝わるウェールズ語で、平野丸の犠牲者が眠っていることが記されています。

式典には、ここに祖父が埋葬された中村良子さんが参列し、花をたむけていました。

中村さんの祖父はイギリスでの仕事を終えて帰国する途中だったということで、中村さんは、「『おじいちゃん、よかったね』という思いです。
歴史に埋もれてしまっていた祖父が認められたようで、本当にうれしかったです」と話していました。

慰霊碑の再建に取り組んだ地元の歴史家デビッド・ジェームズさんは、「当時の住民が日本人を手厚く弔ったことを思い返し、平和を求める気持ちを忘れてはならないと思います」と話していました。


ソース：https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181005/k10011658931000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_104