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【社会】求められる原発再稼働 伊方原発 仮処分申し立て退け運転認める 大分地裁

1 :モチモチの木φ ★:2018/09/29(土) 10:05:32.63 ID:???
■伊方原発 仮処分申し立て退け運転認める 大分地裁

愛媛県にある伊方原子力発電所3号機について、大分地方裁判所は「具体的な危険は認められない」として住民の仮処分の申し立てを退け、運転を認めました。
伊方原発3号機は、別の住民が申し立てた仮処分で運転できなくなっていましたが、3日前にその判断が取り消されているため、四国電力は来月、再稼働させる方針です。

四国電力の伊方原発3号機をめぐり、海を挟んで40キロ余りの距離にある大分県の住民4人はおととし、
「重大な事故が起きる危険性がある」として運転しないよう求める仮処分を申し立てました。

決定で大分地方裁判所の佐藤重憲裁判長は、住民の申し立てを退け、伊方原発3号機の運転を認めました。

決定の中で佐藤裁判長は、福島第一原発の事故後に策定された原発の新しい規制基準について
「事故の原因究明などを踏まえ専門家が詳細に検討して作られたもので、その策定方法や内容は合理的だ」と指摘しました。

そのうえで「地震や火山などの対策について原子力規制委員会が新しい規制基準に適合していると判断したことにも不合理な点はなく、
住民の生命や身体に対する具体的な危険が存在するとは認められない」という判断を示しました。

伊方原発3号機は、別の住民が申し立てた仮処分で去年、広島高等裁判所に運転停止を命じられましたが、
今月25日に広島高裁の別の裁判長がその判断を取り消し、運転を認めているため、四国電力は来月27日に再稼働させる方針です。
>>2へつづく)

ソース:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180928/k10011648081000.html?utm_int=news-new_contents_list-items_075

2 :モチモチの木φ ★:2018/09/29(土) 10:06:36.25 ID:???
>>1から続き)

■地裁 独自に検証せず 国の規制の妥当性判断

大分地裁は、最近の多くの司法判断と同じように、独自に原発の安全性を検証するのではなく国の規制が妥当かどうかを判断する方法をとりました。

今回の審理では、火山の巨大噴火の影響や地震の想定などさまざまな点から伊方原発で事故が起きる具体的な危険性があるかどうかが争われました。

大分地裁はまず、福島第一原発の事故後に設けられた原発の新しい規制基準が妥当かどうかをそれぞれの論点ごとに検討し、いずれも「不合理な点はない」と判断しました。

今月25日に出た広島高裁の決定では、火山の噴火について、原発の審査で使われる「火山ガイド」が、
噴火の時期や規模を相当程度正確に予測できるとしている点を「不合理だ」と指摘していましたが、28日の決定ではこうした指摘はありませんでした。

続いて、新しい規制基準が合理的だということを前提に、原子力規制委員会が伊方原発3号機について基準に適合していると判断したことが妥当かどうかを検討しました。

その結果、熊本県の阿蘇山の噴火のリスクについては「マグマだまりや地殻変動の状況などから巨大噴火の発生が差し迫っていないことは裏付けられている」として、
規制委員会の判断に不合理な点はないとしました。

また、地震についても同じように規制委員会の判断に不合理な点や見落としはないと判断し、国による規制を追認した形となりました。

>>3へつづく)

3 :モチモチの木φ ★:2018/09/29(土) 10:08:22.00 ID:???
>>2から続き)

■四国電力「運転再開に向け準備進める」
四国電力は「伊方原発3号機の安全性は確保されているとの当社のこれまでの主張が裁判所に認められ、妥当な決定をいただいたと考えている。
当社としては伊方原発の安全対策に不断の努力を重ねるとともに、安全を最優先に、伊方原発3号機の運転再開に向けた準備を進めていく」というコメントを発表しました。

四国電力原子力部の瀧川重理登副部長は「これまで伊方原発の安全性を丁寧に説明してきた。結果はわれわれの主張や立証が認められたものだと思っている」と述べました。

そのうえで「引き続き安全対策に万全を期したい。大分県民の皆さんには心配をかけているが、安全運転と情報公開を徹底し、理解を頂きたい」と述べました。

再稼働については、来月27日の予定に変わりがないことを明らかにしました。


■住民側弁護士「特に悪い決定で最悪」

住民側の河合弘之弁護士は「きょうの決定内容はこれまでの決定に輪をかけて特に悪い決定で、最悪だ。しかし大分のたたかいの火を決して消してはならない。
大変残念だが、気落ちすることなくきょうもあすもたたかい続けて最後には必ず決定をひっくり返したい」と話していました。


■住民「情けない決定」「原発止めるまで」

仮処分を申し立てた住民の1人で、大分県杵築市の中山田さつきさんは(64)「情けない決定だ。裁判所には原発についてしっかり勉強して、
福島の原発事故をきっちり受け止めてほしい」と話していました。

大分市の小坂正則さん(65)は「わたしたちは諦めません。今回の決定は通過点でしかない。原発を止めるまで最後までたたかいます」と話していました。

>>4へつづく)

4 :モチモチの木φ ★:2018/09/29(土) 10:09:12.75 ID:???
>>3へつづく)

■住民側 高裁に即時抗告へ

決定のあと住民側は会見を開き、弁護団の徳田靖之弁護士が声明を発表しました。

この中で「大分地裁は原発の危険性について審理しようという姿勢が著しく欠如していた。
結論ありきの審理で、司法としての本来の責務を放棄した」と批判しました。

また「伊方原発で事故が起きれば大分県にも甚大な被害が及ぶ危険性が十分にあり、住民が安全に避難できる保証は全くない。
今後も危険性を訴えていきたい」と述べ、福岡高等裁判所に即時抗告することを明らかにしました。

また大分地裁で新たな仮処分の申し立てを検討していることも明らかにしました。


■愛媛県知事「今後も安全確保を」

愛媛県の中村知事は「司法の判断なのでコメントは差し控えるが、四国電力には、今後も決して事故を起こさないという心構えで、
慎重かつ細心の注意を払いながら安全確保に努めてほしい」というコメントを発表しました。

>>5へつづく)

5 :モチモチの木φ ★:2018/09/29(土) 10:10:12.92 ID:???
>>4から続き)

■伊方町長「常に新たな安全対策を」

伊方原発3号機がある愛媛県伊方町の高門清彦町長は「四国電力は、ヒューマンエラーがあってはならないと肝に銘じたうえで、
最新の知見を取り入れて常に新たな安全対策をとり続けてほしい」と述べました。

そのうえで「安全対策や情報公開によって住民の不安を取り除く努力を続けるほか、農業や漁業の振興や観光産業にも力を入れて、
活気のある町にしたい」と述べ、原発だけに依存しない町づくりを進める考えを示しました。


■3号機再稼働の工程は

伊方原発3号機は今月25日、広島高等裁判所が運転停止を命じた去年12月の仮処分の決定を取り消して運転を認めたため、再稼働に向けた手続きを進めています。

3号機を再稼働させるには、運転停止中に交換した原子炉の設備などについて国の検査が残っているため、これらをクリアする必要があります。

四国電力によりますと、作業が順調に進めば、プールで貯蔵している核燃料157体を来月1日から4日間かけて原子炉の中に移します。

その後、徐々に温度や圧力を上げていき、来月27日に原子炉を起動し、再稼働する計画です。

そして来月30日には発送電を開始し、原子炉の出力を上げて再来月28日には営業運転に入るとしています。

(以上)

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