2ちゃんねる スマホ用 ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

【政治】 ネットで拡散の「ご飯論法」とは? 論点ずらす答弁に専門家が警鐘 虚偽を信じることも、放置することも、全体主義を後押ししてしまう

2 :擬古牛φ ★:2018/06/07(木) 13:34:14.33 ID:???
>>1の続き

「説明に納得せず、虚偽だと考える人が多いのに、支持率は30%を切らず、一時的に落ちても回復する。
政権の強弁を信じる人も、ウソだと思っても許す人もいるということでしょう」(前川さん)

 名古屋大学大学院准教授の日比嘉高さんは、次々と生み出される政治のウソが及ぼす影響をこう語る。

「米メディアでは、トランプ政権のふるまいを分析する中で、『ガスライティング』という言葉が使われています。
映画『ガス燈』に由来する言葉で、繰り返しウソをつき騙すなどして、
知覚や記憶を否定することにより、対象の正気を失わせ操作できるようにすることを指します」

 ワシントン・ポストやブルー ムバーグ・ビューでは、下記のようにも分析された。
組織では、 上司にウソを強要されることにより、部下は上司への依存度を深める。
ウソはある種の踏み絵で、判断能力の放棄であり、支配者への依存の始まりである。

「ハンナ・アーレントは『全体主義の起原』(1951年)で、独裁的権力がプロパガンダにおいてどうウソを利用するか、
なぜ大衆が支持するかを分析し、ウソを信じることも、シニカルにやり過ごすことも、
全体主義指導者のプロパガンダを成功さ せたと指摘しました。
つまり、虚偽を信じることも、放置することも、全体主義を後押ししてしまうのです」(日比さん)

 前川さんも、現政権の先行きを危惧している。

「政権はプロパガンダがうまい。仮想敵を作り、国民を操作できると考えている節があります。
対抗するためには学ぶほかありません。政策が本当に自分たちのためなのか、気づいてほしい。
税制は、1%の金持ちを優遇するためのものではないか。自分たちの権利が不当に扱われていないかを知るべきです」

  今国会での成立を目指す働き方改革関連法案は、労働規制を緩和する「高度プロフェッショナル制度(高プロ)」が最大の焦点。
長時間労働の是正が前面に出される一方、高プロは使用者に対する労働時間規制をはずすものだ。
裁量労働制のデータ 偽造を指摘してきた法政大学教授の上西充子さんは言う。

「働き方改革、高度プロフェッショナル制度という言葉に誤解があると考えています。
多くの人は『働き方を改革して、長時間労働がなくなる』『専門性の高い職種に適した仕組みだろう』と捉え、内容を精査しない。
高プロの実態は、実労働時間を客観的に把握しなくてもよい制度であり、過労死を促進しかね ない。
メリットを享受するのは、 労働者ではなく、経営者です。この点を十分に議論する必要がありました」

 厚生労働委員会で与野党の攻防が繰り広げられたが、内容は「まったく十分ではなかった」と上西さんは指摘する。

「政府は質問に答えず、論点をずらすことに終始していました。
ところが、テレビや新聞で大きく報じられず、不誠実な答弁の動画がネットにアップされても多くの人は見ない。
言論が冒涜される現場を知ってほしい」

続く

総レス数 3
8 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver 2014.07.20.01.SC 2014/07/20 D ★