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【UNESCO】 児童虐待ではない 誤解だらけの秋田・男鹿「ナマハゲ」ユネスコ文化遺産登録へイメージアップ作戦

1 :擬古牛φ ★:2018/01/13(土) 16:26:03.05 ID:???
★誤解だらけの秋田・男鹿「ナマハゲ」ユネスコ文化遺産登録へイメージアップ作戦

 大みそかの伝統行事としても知られる秋田県の重要無形民俗文化財「男鹿のナマハゲ」が、
年内にもユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録される可能性が高まった。
ナマハゲといえば鬼のような怖〜い顔に子供が泣き叫ぶ姿を思い浮かべる人は多いだろう。
だが、なぜ子供を泣かせているのかを答えられる人は意外と少ない。
行事参加人口の減少や文化への無理解など、取り巻く環境は決して良くない。
登録を前に、ご当地では、あの手この手でイメージアップ作戦を行っている。

 秋田県男鹿市で大みそかの夜に「泣ぐ子はいねがー」と家々を訪問する「男鹿のナマハゲ」を含む、
神に扮した住民が地域を巡り歩く8県10件の伝統行事「来訪神:仮面・仮装の神々」が、
今年11月にもユネスコ無形文化遺産として一括登録されそうだ。
登録によるインバウンド(訪日外国人旅行)などの好影響が期待されるが、
ナマハゲを取り巻く環境は決して良いとは言えない。

 衣装はその年に収穫された米の稲ワラを使うが、機械で刈り取られたものは適さない。
手刈りされた希少な稲ワラでなければ、豊作への感謝を表せないからだ。

 若者の減少と高齢化の同時進行も問題だ。
「真山なまはげ伝承会」会長の菅原昇氏(74)は「ナマハゲを迎え入れて食事を振る舞ったり、
ナマハゲが家の中を歩き回った後に、掃除をするのも大変。高齢者には負担が大きい」と話す。

 菅原氏の地区でも58軒中、家の中までナマハゲが入ったのは10軒ほど。
地域の若者の関心の低さも目立つようになったという。

 最も問題なのは、神の使いであるナマハゲへの誤った理解だ。
実は急に訪れて家にドカドカ入ってくる無礼な存在ではない。

「当日に回って、入っていいか事前に、ちゃんと確認してる」(菅原氏)

 断られた場合も、玄関先で四股を踏んで奇声を上げる、おはらい「門(かど)踏み」を行う。

 特に間違ったイメージとして語られるのは「児童虐待」との指摘。
本来、ナマハゲは子供の健康と幸福を願う存在だ。菅原氏は「これまでナマハゲをテレビのバラエティー番組など、
いろいろ出してきたけど、出るべきではなかった」と悔やんでいる。
番組では行事の全体像ではなく、ナマハゲが叫んで子供が泣く“絵になる”様子ばかりが放送された。
結果的に「脅しているだけ」「児童虐待」「トラウマを植えつけている」などの指摘が出た。

「そうではないんです。子供を立派な大人に成長させたい。大きな声や音で迫力を出すのは、けじめ。
子供は『なまけたらダメだ』という気持ちにならない。おとなしいナマハゲは訪問した家の人から逆に怒られるんです」(菅原氏)

 ナマハゲの叱咤の対象は大人にも平等に向けられる。「あまり賭け事するな。酒を飲み過ぎるな」と叱っているのだ。

 ナマハゲが全国的な知名度を誇るのは観光に取り入れたから。
「大みそかにだけ、ひっそりとやってたら、なくなっていた」と菅原氏。
ユネスコ登録されれば、東京五輪もあるだけに外国人観光客はさらに増えそうだ。
理解を広めるため、地域には大みそかの行事の様子を再現して見せる施設も存在する。
また、地元の小学校でのナマハゲ指導も実施している。

「6年生あたりになると声の出し方も教える。小学生は『おっかないけど、ちゃんと意味があるんだ』と理解してくれる」(菅原氏)

 昨年の大みそかのナマハゲ行事では、15年ぶりに再開した地域も出るなど、悪いことばかりではない。
観光と文化保存のバランスが課題だ。

東スポWEB https://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/883480/

▽過去スレ
【秋田】 民俗行事「なまはげ」、人口減や高齢化で継承心もとなく 本来は未婚の男性が務めるもの 若者がいてくれれば…
http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1452216979/
【秋田】 男鹿市の民俗行事「なまはげ」存続の危機 全147町内会→81に 農村疲弊、人口流出で若者減少、担い手の独身男性がいない
http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsalpha/1429423576/

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