【在日米軍】　なぜ今、米軍機の事故が多発しているのか　専門家の見方は、１５年間に及ぶ米軍の「戦争疲れ」「予算削減で整備士不足」

1 ：擬古牛φ ★：2018/01/11(木) 08:58:36.13 ID:???

★なぜ今、米軍機の事故が多発しているのか　専門家の見方

※表　2016年12月のオスプレイ墜落事故以降に起きた沖縄関連米軍機事故
2017年
01月20日　うるま市・伊計島　普天間所属のAH1Z攻撃ヘリが農道に不時着。米軍は「トランスミッション（変速機）の故」障と説明
06月01日　久米島町　普天間所属のCH53E大型輸送ヘリが久米島空港に緊急着陸。米軍は「コクピットの警告表示が出た」と回答
06月06日　伊江村　普天間所属のオスプレイが伊江島補助飛行場に緊急着陸。米軍は「コクピットの警告灯がついた」と説明
06月10日　鹿児島県・奄美大島　普天間所属のオスプレイが奄美空港に緊急着陸。米軍は「飛行中に緊急事態発生」と説明
08月05日　オーストラリア　普天間所属オスプレイがオーストラリア東部の沖合で墜落。乗員26人のうち3人死亡。強雨揚陸艦への着艦の際に海に落ちる
08月28日　山口県岩国市　普天間所属オスプレイが岩国基地に白煙を上げながら緊急着陸
08月29日　大分県国東市　前日に岩国基地に緊急着陸したオスプレイが大分空港に緊急着陸。米軍は「エンジントラブル」と説明
09月29日　石垣市　普天間所属オスプレイ2機が石垣空港に緊急着陸。右側エンジンのオイル漏れを確認
10月11日　東村高江　普天間所属のCH53Eヘリが飛行中、三つあるエンジンのうち一つから出火。民間の牧草地に緊急着陸した後、炎上した
11月22日　東大東村・沖大東島沖　沖大東島の南東530キロの公海上で、米原子力空母「ロナルド・レーガン」艦載のC2輸送機が墜落。8人救助、3人死亡
11月30日　沖縄本島東沖　嘉手納基地に暫定配備のF35A戦闘機が沖縄本島東104キロ付近を飛行中、重さ450グラムのパネルを落下
12月07日　宜野湾市野嵩　普天間所属のCH53Eヘリの部品で、重さ213ぐらむのプラスチック製円筒を保育園の屋根で発見。米軍は「飛行中の航空機から落下した可能性は低い」と説明
12月13日　宜野湾市新城　普天間所属のCH53Eヘリから、普天間第二小学校に窓が落下
2018年
01月06日　うるま市・伊計島　普天間所属UH1Yヘリが伊計島の海岸に不時着
01月08日　うるま市・伊計島　米軍が不時着したUH1Yヘリを、普天間所属のCH53Eヘリでつり、ホワイトビーチに輸送
01月08日　読谷村　読谷村儀間の廃棄物処分場敷地に普天間所属のAH1Z攻撃ヘリが不時着
http://www.okinawatimes.co.jp/mwimgs/2/e/-/img_2e05e883eca7149b3d28e1d1c66a6982304478.jpg

　米軍航空機の事故が多発する背景には、北朝鮮情勢の悪化のほか、２００３年の対イラク戦争から対アフガニスタン、
対シリアと１５年間に及ぶ米軍の「戦争疲れ」、さらに軍事費削減による整備不足といった指摘が上がっている。

◆北朝鮮情勢の悪化

　海兵隊は、１５年の朝鮮有事作戦計画で指導陣の暗殺や生物・化学兵器、核兵器を無力化する限定戦争計画へと役割を変えた。
夜間飛行や高高度からのパラシュート降下など、より危険を伴う特殊な訓練が増えたのが特徴と言える。

　軍事評論家の前田哲男氏は北朝鮮情勢が緊迫化する中、在日米軍で唯一の地上戦闘部隊である
海兵隊の即応体制を強めるために訓練が激化し、事故やトラブルの要因になっているとの見方を強める。

　中東で戦いつつ、極東の有事に備える「二正面作戦」が機材や兵員にストレスを与えると強調。
海軍イージス艦の事故が相次いだのもその現れで「北朝鮮有事が追い打ちをかけているのでは」と分析する。
一方、海兵隊が沖縄で駐留、訓練する必要性はないとの認識で、
「北朝鮮の脅威を理由に沖縄での事故、トラブルが正当化、矮小（わいしょう）化されてはならない」と警鐘を鳴らした。

◆予算削減で整備士不足

　安全保障が専門で、沖縄国際大学非常勤講師の山本章子氏は軍事費に目を向ける。
オバマ政権で１０年に約１４２万人だった米軍兵力は、１６年米会計年度末には約１３０万人まで削減。
トランプ政権でさらに４４００人減った。
海兵隊は現状維持だが、任務が増えたため、「適切な能力を持つ整備士が不足している」と議会で報告された。
（続く）

フクナワ　http://fukunawa.com/okinawa/32929.html

続きは>>2-4