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【政治】 安倍首相にとっての総選挙は「僕難突破」だった 大前研一氏「日本の政治家は目線が低すぎる」 小選挙区制の弊害を国政レベルの議案にあげよ

1 :擬古牛φ ★:2018/01/06(土) 08:56:36.43 ID:???
★大前研一「日本の政治家は目線が低すぎる」 矮小化した議論ではこの国は変わらない

 大前 研一 : ビジネス・ブレークスルー大学学長

マッキンゼー伝説のコンサルタントとして世界的にも有名な大前研一氏。
日立製作所の原子力技術者からマッキンゼーに転職後、弱冠32歳にして『企業参謀』(プレジデント社)を上梓し、
日本においてコンサルティングという仕事を根付かせた第一人者でもある。
御年73歳にしてますます血気盛んの大前氏の頭脳は、年齢と関係ない。
「世界の独裁政権に共通するリーダーの挙動」(12月19日配信)、
「フランスとドイツから学ぶ真に安定した政治」(12月26日配信)に続き、今回で累計30万部を突破、
シリーズ5冊目を数える著書『大前研一 日本の論点 2018〜19』から内容の一部をお届けする。

●安倍首相にとっての総選挙は「僕難突破」だった

安倍晋三第3次改造内閣は「国民から大きな不信を招く結果になったことについては深く反省し、おわびしたい」という安倍首相のおわびからスタートした。
トラブルメーカーのお友達やイエスマンのクビをすげ替えて仕切り直したわけだが、みずからを震源地とする国民の不信は小手先の人事では払拭できない。

安倍首相は経済を最優先課題に掲げている。しかし経済閣僚である財務大臣や経産大臣はそのまま留任。
約5年間のアベノミクスで結果を出せなかったメンバーのままでは「経済優先」に説得力はない。
しかも「仕事人内閣」と胸を張ったその内閣が仕事をする暇もなく解散、総選挙をする無責任ぶりである。
理由は「国難突破」と言うから聞いてあきれるが、これは「僕難突破」としか聞こえなかった。

幸い民進党の分裂や「希望の党」の失速など敵失によって大勝したが、安倍首相の本質は変わらないだろう。
特に改憲勢力が80%を超えた、ということで憲法9条を変えようと国民投票にかければ「NO」とつきつけられるのは間違いない。

●「安倍首相は改革者になれない」という思いは変わっていない

私は創憲論者で憲法はゼロベースで書き直すべきだ、という意見だ。
この試案や憲法第8章(地方自治)の問題などをすでに20年以上にわたって提起してきている。

第9条のように矮小化した議論ではこの国は変わらない、と信じている。
護憲論の人たちも9条以外のところをよく研究し、新たな国のビジョンを白い紙の上に書いてみるといい。

5年前に上梓した『日本の論点』のプロローグで、「安倍首相は改革者にはなれない」と私は記したが、
その思いは今も変わらない。実際、5年に及ぶ安倍政治で日本がよくなったと思えることは皆無に等しいし、
内閣改造で人心を一新しようが何も変わらないのは目に見えている。

一方、最大野党の民進党は蓮舫氏の辞任を受けて代表選が行われて、前原誠司氏が新代表に就いた。
二重国籍問題を抱えた蓮舫氏を代表に担いだ時点で民進党は終わったと私は思っているし、
優柔不断な前原新代表で民進党が生き返るとは思えない。
政界を見渡しても、安倍一強を脅かす勢力は野党にも自民党にも見当たらず、混沌とした状況はしばらく続くことになりそうだ。

もちろん「自分ファースト」の緑色のレディでは日本は変わらない。
キャスター出身の癖が抜けないのか目の前の原稿で劇場演出をするが、全部足してどういう国をつくりたいのかまったくビジョンが出てこない。
プライドと権力指向だけはスカイツリーよりも高い、と言われた小池百合子「希望の党」代表の馬脚が2017年10月の衆議院選挙で露呈し、
国民もそれを見抜いたのは800億円もかけた「僕難突破」選挙のせめてもの慰みだ。(続く)

東洋経済オンライン http://toyokeizai.net/articles/-/201163

続きは>>2-4

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