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【政治】 アベノミクスで雇用環境が劇的に改善はやっぱりデタラメなのか 有効求人倍率の上昇は“少子高齢化”対策の失敗

1 :擬古牛φ ★:2017/12/04(月) 13:58:45.98 ID:???
★ 有効求人倍率の上昇は“少子高齢化”対策の失敗

「この春、大学を卒業した皆さんの就職率は過去最高です」
「正社員の有効求人倍率は調査開始以来、初めて1倍を超えました」――。

 安倍首相がアベノミクスの成果を誇るたびに口にする常套句だ。
雇用環境が劇的に改善したかのようだが、厚労省によると、
9月の正社員有効求人倍率(季節調整値)は1.02倍に過ぎず、1倍超えは全都道府県の半数のみ。
最低の沖縄は0.48倍、それに次ぐ高知は0.70倍に沈んでいる(いずれも原数値)。やっぱりデタラメなのか。
採用シーンに20年以上携わる「プロ人事」である人材研究所代表の曽和利光氏に実情を聞いた。

■雇用環境の実態を見るなら「離職率」

  ――安倍首相は過去最高水準の企業収益を理由に、
「正社員になりたい人がいれば、必ずひとつ以上の正社員の仕事がある」と繰り返しますが、実態はどうですか。

 そもそも、雇用環境の実情を見る上で有効求人倍率を持ち出した議論は雑駁な印象です。
確かに、数字の上では有効求人倍率は上がっています。
ただ、それは好景気の結果というよりは構造的な人手不足によるもので、少子高齢化対策がうまくいっていないためです。

  ――労働人口はこの20年で800万人以上減っています。

 分母が求職者数、分子が求人数だとすると、分母にあたる若者は減る一方なので有効求人倍率は相対的に上がります。
雇用政策の成功によって有効求人倍率が上がっているわけではありません。
2008年のリーマン・ショック以降の不景気で企業が求人を絞っていたため、
こうした社会構造の変化による人手不足が表に出てこなかっただけなのです。
景気動向に左右されるのは中途よりも新卒採用なのですが、この大きな流れで見れば新卒の就職率が上がるのも当然です。

 ――新卒の求人状況はどうですか。

 リクルートワークス研究所の調査結果によると、18年3月卒業組が対象の大卒求人倍率は1.78倍で前年とほぼ同水準です。
大卒求人倍率で1.6倍を超えると売り手市場と呼ばれます。
しかし、従業員数5000人以上の大企業の求人倍率は0.39倍で、圧倒的な買い手市場です。
1番人気の金融業は0.19倍。広告やウェブ、IT系の情報サービス業は0.44倍。一方で、
製造業2.04倍、建設業9.41倍、小売りなどを含む流通業11.32倍。業種によって大きな開きがある。

 就職できればどこでもいいということであれば、職に就けるのかもしれません。
しかし、求職者と求人側のニーズに明らかなギャップがある中で、それをないまぜにして平均化し、
景気が上向いて幸せな就職が増えていると結論付けるのは乱暴でしょう。
学生が殺到するいわゆる大企業の場合、競争率はおおむね100倍。100人の求人に対し、1万人が受験している状況です。

 ――狭き門です。

 毎年50万〜60万人ほどの学生が就職活動する中、大企業に入社する学生は10万人ほど。
およそ8割の学生が中小企業に就職するのですが、大半の学生が難関の大企業を含め、
トータルで100社以上も受験します。エントリーシートを書き上げるだけでも、1社あたり2〜3時間の労力がかかるんです。

 求人倍率が表しているのは最終的にどこかに就職した結果の数字に過ぎず、
そこに至るまでの苦労が加味されていない点でもピンときません。
雇用環境の実態を見るために追わなければいけない数字は求人倍率ではなく、離職率の方でしょう。 (続く)

日刊ゲンダイDIGITAL https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/218620

続きは>>2-4

18 :名無しさん@15周年:2019/01/09(水) 20:39:29.12 ID:tgjYLEMwA
>>12
オーストラリアなんか人手不足で、飲食業の従業員が驚くぐらい高賃金なんだよ。

総レス数 18
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