【加計問題】開学数年で身売り　加計学園に待ち受けるイバラの道　獣医学部がお荷物で、沈没の可能性　作家・濱野成秋氏が指摘

擬古牛φ ★

★作家・濱野成秋氏　加計学園に待ち受けるイバラの道を指摘

　特別国会は２０日から３日間、衆参両院の本会議で安倍晋三首相（６３）の
所信表明演説に対する代表質問が実施され、本格的な与野党の論戦が始まった。
野党にとって、ようやく訪れた国会での首相追及の機会。
学校法人「加計学園」の獣医学部新設（愛媛県今治市）を巡る問題を中心にただしていく構えだ。
しかし、大学教授歴約４０年で、数々の地方の大学設立にも携わってきた警鐘作家の濱野成秋氏が、
加計学園に待ち受ける想像を絶するイバラの道を指摘、特別寄稿した。

【警鐘作家・濱野成秋氏が特別寄稿】大学設置の経験から言うと、加計は認可がもらえるだけ。
あとは地獄へ真っ逆さまだ。誰が邪魔するわけじゃない。
自分のまいた種で墓穴を掘って、その穴埋め策に苦慮続き。揚げ句に身売り。それも開学数年で。

　大学は人気商売。若者に嫌われて成り立つわけがない。大学を地方に作った俺なら、絶対に手を出さん。
開学の狙いは地方再生のはずだが、今治はこれがお荷物で、沈没の可能性がある。

　開学の趣旨は儲かる動物病院の経営者を育てることではなく、牧場や養鶏場の伝染病対策に役立つ獣医を育てるため。
聞こえはよいが、それって若者のやりたい仕事かな？　むろん真面目に獣医をやって結婚し家族を養い
…と考えてる若者もいるだろう。だが、牛馬が常時伝染病を発病するわけがないから、商売はきつい。
伝染病まん延となると人間に伝染する恐れもあり家族はいやがる。なまじの魂では長続きしない。

　大学造りとは、現代の価値観や意識のすう勢から割り出されるわけであって、
現代学生気質を知らない金持ちや行政マンの大学商売は本来、少子化による構造不況の業種であるから、
国会で勝ちゃこっちのもの、というとぼけたテクニックでは、間違いなく大シッペ返しを食らうだろう。

「まっさらぴんの校舎が完成した。これだけでも若者は喜んで来る」

　この予測は見事に裏切られる。豪華な設備に恵まれた寮生活。実はこれが一番イヤなんだ。寮生活嫌い。
夜の消灯時間に、寂しい今治。こういう噂が近隣の高校はおろか全国に流れ出すと“いやよね風”も全国にまん延する。
開学３年にして定員割れに追い込まれる。

　加計さんも萩市の某大学同様に大損して、他の私学に身売りしたくなるかも。
萩の場合、引き受けた金持ち私学も出口をと思ってアレコレつてを探したが、これに失敗し、その噂が飛んで志願者は激減。

　初期段階でロートル教員を採用した加計は先が読めてない。
地方に流れてきた研究業績のないロートル教授は、二度と都会のハイレベルの研究業績を欲しがる大学には戻れない。
だからべったり居つくわけだ。

　しかもこの種のお偉い先生方は、カバンもってペコペコ高校回りをするなど、絶対にイヤがる。
給料だけは全額取って、専任のコマ数は１週３～４コマ。獣医は専門性が高いから、英語の先生のように汎用性がない。
それで、年俸１５００万円も取れれば、こんないい商売はない。加計は給料を払い続ける義務がある。
なにせこれだけお人騒がせしたんだ、２年後にはお手上げだとは言わせません。

　大学商売、商品なし、原価計算最高！というのは、東京・大阪の話。
地方に行ったら、減価償却費すら出ず、先生方が次々いなくなる、なんてことに。
全国、どこへいっても、こんな状態なのに、なんでそうも夢中で造りたがるの？

　埼玉の大学で定員割れ。都心から５０分の距離なのに、若者は来ない。目をつけたのは中国やベトナムの若者。
加計も念のため留学生を…と、今から言いだす。だが、中国人はリッチになった。行くんなら米国。
埼玉の大学では昨年中国から２００人来たと思ったら今年は１５人しか来ないなぁ～みたいな飽きられようなのだ。

　加計さん、俺なら今のうちに返上するね。
公金をそっくり捨てた萩市の二の舞い、想像したら、今からでも工事をストップして退却した方がダメージは少ないぞ。

東スポWEB　https://www.tokyo-sports.co.jp/nonsec/social/832987/

【加計問題】 開学数年で身売り 加計学園に待ち受けるイバラの道 獣医学部がお荷物で、沈没の可能性 作家・濱野成秋氏が指摘

【加計問題】開学数年で身売り　加計学園に待ち受けるイバラの道　獣医学部がお荷物で、沈没の可能性　作家・濱野成秋氏が指摘