2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

【衆院選】 自民党も公明党も「勝利した」とはいえない 自民党に勝利を与えた希望の党、敗因は「存在の軽さ」 

1 :擬古牛φ ★:2017/10/25(水) 10:13:36.07 ID:???
★自民党に勝利を与えた希望の党、敗因は「存在の軽さ」

室伏謙一:室伏政策研究室代表・政策コンサルタント

第48回衆議院議員選挙、与党の勝利に終わったとされているが、総括すれば「自民党は勝利した」と言うより、
「希望の党に勝ちを与えてもらった」と言った方がいいだろう。(室伏政策研究室代表・政策コンサルタント 室伏謙一)

●希望の党が「完敗」したのは有権者 候補者の“粗製濫造”に不信感も

 今年夏の都議選では自民党への逆風が都民ファーストの会への追い風になったが、
今回は希望の党への逆風が自民党への追い風になったと言える。全く逆のことが時期を経ずして起こったわけである。

 筆者は、拙稿「希望と民進が自爆、結局「自民有利」という構図の情けなさ」において
今回の衆院選は自民党に有利に展開する結果となる可能性があると指摘したが、その通りの方向性になったといえよう。

 希望の党は200名以上の公認候補者を立てながら、当選したのは前職を中心にわずかその4分の1にも満たない50人。
民進党から希望の党に合流した前職の多くが落選の憂き目を見た。惨敗というより「完敗」である。
そして完敗の相手は自民党でもなければ立憲民主党でも共産党でもない、有権者である。

 解散直前に結党された希望の党、前議員や支部長として政治活動をこれまで行ってきた候補者が多くを占める一方で、
“ポッと出”と言ってもいい未経験のにわか仕立ての候補者や“政治ゴロ”、
“流れ者”と言ってもいいような選挙区をその都度転々としてきた候補者を掻き集めて公認候補者として擁立、
その勢いには目を見張るものがあった一方、いまだに残る都民ファーストの勢い、
小池人気を借りた政党や候補者の“粗製濫造”に不信感も募っていった。

●小池代表が活動すればするほど有権者は離れていった

 実際、希望の党に期待するという人の割合は最初から低かった。
これに加えて党代表に就任した小池知事のある種の優柔不断な発言や行動がマイナスの方向に作用したのはご承知のとおり。

 さらに、小池代表が都知事でありながら、まだ都知事就任から1年ほどしか経っておらず、
成果らしい成果もない状態で国政政党を立ち上げ、その代表に就任して前のめりに関わっていくことへの
批判も増えていき、有権者の小池離れにも拍車がかかった。

 つまり、希望の党や小池代表が活動すればするほど、有権者は離れていったということであり、
自ら作り出した有権者の“小池離れ”、“希望離れ”というか敬遠が今回の結果を招いたということである。

 政策的にも、「古い」と「新しい」の対立軸を作り、「しがらみ」からの脱却を中心的な価値として掲げたものの、
具体的な施策の中身はといえば、自民党が掲げる政策とあまり変わり映えがしないものが中心だった。

 小池代表自身も違いは「しがらみ」がないことと受動喫煙防止ぐらいだと言って憚らなかった。
そもそも公認の段階で政策はできておらず、公認を辞退した予定者の中には、
政策も何もない党に合流などできないことを理由にした者もいたぐらいである。

 希望の党の候補者は、街頭演説では「しがらみ」からの脱却と改革を強調して繰り返すばかり。
筆者が取材した限りにおいては、選挙戦が終盤へ向かえば向かうほど、有権者の拍手や声援は小さくなっていった。

 小池代表がかつて地盤とした東京10区、これを引き継いだ若狭候補は比例復活もできずに破れた。
昨年の補選の段階から決して「強い」とは言えなかった若狭候補、敗戦の弁において
立憲民主党が結党されて自民党批判票の受け皿が分散したことをその理由にあげていたが、
希望と立憲民主は必ずしも対立の構図になっておらず、立憲民主を支持した有権者は元々希望の党を支持していなかった人が大半である。

 対立軸はあくまでも「自民党vs希望の党」であって、自民党との違い以上に、自民党よりも希望の党、
有権者のまさに「希望」を託す先として、希望の党を選んでもらえる信頼を勝ち得なかったことが敗因であると考えるべきだろう。
(続く)
ダイヤモンド・オンライン http://diamond.jp/articles/-/146743

続きは>>2-4

総レス数 5
11 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver.24052200