【希望の党】小池百合子代表　本人がいま最も恐れているシナリオは「排除」されること　辞任否定も希望の党内主導権は民進系に

擬古牛φ ★

★小池代表　希望から「排除」も…辞任否定も党内主導権は民進系に

　５年近い安倍政権に有権者が審判を下す衆院選の投開票が２２日に行われ、
自民、公明などの改憲勢力で定数（４６５）３分の２の、３１０議席獲得が確実となった。
安倍晋三首相（６３）は史上初の「トリプル選」を視野に入れ、憲法改正議論を本格化させる見通し。
一方、希望の党は公示前の５７議席を下回ることが確実になった。
小池百合子代表（６５、東京都知事）が「排除」される可能性もある。

　「ジャンヌ・ダルク」に重ねられた勝負師が、その母国で消沈した。
小池氏は、出張先のパリ市内のホテルの一室に黒いジャケット姿で現れた。
投開票の行方を見守り「非常に厳しい結果だ」と疲れた表情を浮かべた。

　民進出身者の一部を「排除する」と発言したことで反発を招き失速。
「私の言動で皆さんに不快な思いを抱かせてしまった」。
都知事選、都議選と逆の風が吹いて「私自身も、おごりがあったのではないかと反省している」と肩を落とした。
服装からはシンボルカラーの緑色まで“排除”されていた。

　党代表は続投を表明。「国政は国政の方に任せることが必要」として国会での代表を選出する意向を示した。
パリ出張から戻る２５日に両院議員懇談会が開かれ、人事などについて協議される予定だ。

　希望、立憲民主、無所属に３分裂したことで、政権批判票の受け皿が乱立。
描いていた「安倍ＶＳ小池」の構図は瓦解。公示直前まで調整して過半数（２３３人）をギリギリ上回る２３５人を擁立。
全国３９選挙区で希望と立憲民主が競合し、小池氏は「逆に安倍政権を利する結果になった」と振り返った。

　小池氏のお膝元の東京では２５小選挙区に２３人を擁立したものの、
当選を確実にしたのは２１区の長島昭久氏（５５）だけ。１勝２２敗の惨敗だった。
全体を見渡しても、地縁も知名度もない新人候補は頼みの風が全く吹かず、ことごとく落選。
地力のある民進出身者ばかりが当選した。

　そのため、今後、党内主導権を握るのは民進系議員になるのは必至だ。
苦しい情勢が顕著になった選挙戦中盤から民進系の候補者から公然と小池批判が高まった。

　「正直、私は怖いのよ。今の状況はいつか終わる」。
近い知人によると、都知事就任後、高い支持率の陰でこんな弱音を漏らしたことがあったという。
政策に対し党内で温度差があり、選挙後も造反の芽を摘み取れたわけではない。
本人がいま最も恐れているシナリオは「排除」されることなのかもしれない。

スポニチ　https://www.sponichi.co.jp/society/news/2017/10/23/kiji/20171023s00042000084000c.html

【希望の党】 小池百合子代表 本人がいま最も恐れているシナリオは「排除」されること 辞任否定も希望の党内主導権は民進系に

【希望の党】小池百合子代表　本人がいま最も恐れているシナリオは「排除」されること　辞任否定も希望の党内主導権は民進系に