■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています
【最後の衆院選】 安倍政権が描く、この恐ろしい未来を本当に許すのか? 労働者は「定額働かせ放題」、家族は国家の下請けに、そして緊急事態条項で独裁OKに
- 2 :擬古牛φ ★:2017/10/22(日) 13:36:34.53 ID:???
- >>1の続き
結局、安倍政権が国民ひとりひとりの健康や安全を守るではなく、労働者を消耗品のように使い捨てする
大企業の主張を押し通そうとしていることはあきらかだが、この「働き方改革関連法案」と同様に
国会で上程されようとしている恐ろしい法案が、「家庭教育支援法」だ。
この法案は、〈保護者が子に社会との関わりを自覚させ、人格形成の基礎を培い、
国家と社会の形成者として必要な資質を備えさせる環境を整備する〉
〈保護者が子育ての意義を理解し、喜びを実感できるようにする〉(毎日新聞2016年11月2日付)などと規定し、
それに沿った基本方針を国や自治体が協力する、という内容だ。
自民党は素案から家族国家観的な表現をやや弱めて修正しているが、本質は何も変わらない。
ようするに、待機児童問題も解消できていないというのに、必要なインフラの整備はそっちのけで、
公権力が家庭内の教育に介入することを定めようというのだ。
しかもこの法案は、安倍首相が会長となり2012年4月に発足させた「親学推進議員連盟」が立法化を宿願としてきたもの。
実際、安倍氏は当時のメルマガで、同議連についてこう記している。
〈教育は本来「家庭教育」「学校教育」「社会教育」の三本柱で行われなければなりません。
しかし戦後「家庭教育」が消され、家族の価値すら、危うくなっています〉
〈子供に輝宙(ピカチュウ)愛猫(キティー)礼(ペコ)とまるでペットにつける様な名前をつける親が増えています。
(中略)こうした現状は子供をどう育てるかわからない親が増えている結果と言えます〉
〈私達の議連は改正基本法を基に、「家庭教育支援法」を制定し、子供達の為に子育て家庭を支援していきたいと思います〉
だが、安倍首相が必要であると強調する「戦前の伝統的な子育て」の中身は、トンデモと差別的思想で固められたシロモノだ。
本サイトでは何度も俎上に載せてきたが、「親学」とは極右団体「日本会議」の中心メンバーである高橋史朗氏が提唱する教育理論で、
「子守歌を聞かせ、母乳で育児」「授乳中はテレビをつけない」などと提唱。
さらには「児童の2次障害は幼児期の愛着の形成に起因する」と主張し、"子どもを産んだら母親が傍にいて育てないと発達障害になる。
だから仕事をせずに家にいろ"という科学的には何の根拠もない理論を展開。当然ながら、大きな反発を受けてきた。
さらに、高橋氏が会長を務める「親学推進協会」は日本会議の別働隊であり、
「家庭教育支援法」は日本会議がめざす憲法24条改正のための布石であるとも目されている。
事実、日本会議の椛島有三事務総長は「『親学』は男女共同参画に対する対案の意味を持つ。
ジェンダーフリーに対する保守の側の回答であり対策であります」
「親学は父親母親の違いを明確にし、結果として男らしさ女らしさを育みます」などと日本会議福岡の総会で述べたとされる(朝日新聞16年6月17日付)。
つまり、根拠もない非科学的なものを「伝統的な家庭教育」と呼び、
母親である女性に強制して家庭に縛り付ける戦前の「家制度」下の思想が、極右の運動によって法制化されそうになっているのである。
続く
総レス数 14
11 KB
新着レスの表示
掲示板に戻る
全部
前100
次100
最新50
read.cgi ver.24052200