【政治】２９年度予算成立　野党は議論定まらず　浮上する疑惑に目移り

モチモチの木φ ★

■２９年度予算成立　野党、議論定まらず　浮上する疑惑に目移り

一般会計総額が過去最大の９７兆４５４７億円となる平成２９年度予算は、
２７日の参院本会議で与党などの賛成多数で可決、成立した。
ただ、予算に関する本筋の議論が深まったとは言い難い。
文部科学省の天下り斡旋、テロ等準備罪、そして学校法人「森友学園」（大阪市）の一連の大騒ぎ…。
浮上する懸案や疑惑に“目移り”を繰り返し、全く腰の定まらない野党が演出した国会の姿は、
不毛で荒涼としていた。

予算案の最後の審議の場となった参院予算委員会の締めくくり質疑でも、民進党などは森友問題に力点を置いた。
安倍晋三首相は、学園から昭恵夫人への講演料の有無を重ねて問われ、苦笑交じりに語った。
「予算委員会の締めくくりの貴重な時間で、『妻がなぜ（講演料を）もらわなかったのか』というのは、私は驚きでありますが…」
参院財政金融委員会も質疑の大半は森友問題で占められ、国会は“森友一色”の様相を見せた。

振り返れば、予算案が審議入りした２月初め、野党が力を入れていたのは文科省の天下り問題だった。
ただ、「国民は天下りの真相を知りたがっている」（民進党国対幹部）という意気込みもどこへやら。
文科省ＯＢらを参考人招致した２月７日の衆院予算委をピークに追及の勢いは徐々にしぼみ、
最近はほとんど質問に上らない。

次に矛先を向けたのは金田勝年法相だった。
共謀罪の構成要件を厳格化した「テロ等準備罪」を新設する組織犯罪処罰法改正案に絡み、
野党は金田氏の答弁の頼りなさに目を付け、質問を集中させた。
とはいえ、２月前半は連日のように波状攻撃を受けていた金田氏も、答弁に立つことはめっきり少なくなった。

２月１０日の日米首脳会談の前後は、トランプ米政権への対応に関する質問が相次いだが、
やがて論戦の中心は、南スーダン国連平和維持活動（ＰＫＯ）派遣部隊の日報問題に。
そして２月末からは、森友問題が主役の座を専ら占めるようになった。
（>>2へ続く）

ソース：http://www.sankei.com/politics/news/170328/plt1703280006-n1.html

【政治】２９年度予算成立 野党は議論定まらず 浮上する疑惑に目移り

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