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【経済】民主党政権で「官業」へ逆戻り 郵政3社の上場には期待できない

2 :モチモチの木φ ★:2015/09/16(水) 22:01:06.67 ID:???
>>1から続き)

将来の見通しにまったく期待できないのは、例えばゆうちょ銀行の貸借対照表(バランスシート)を見れば一目瞭然だ。
集めてきた貯金の大半を国債で運用している。
国債は、同種の条件であれば、最低金利商品であり、運用で長期的に収益を上げることは難しい。
民間銀行では資産の大半が貸付金になっており、それが収益源であるが、ゆうちょ銀行ではそれがない。

それなら、ゆうちょ銀行の業務を自由化して、貸出までやればいいという意見も出てくるだろう。
だが、そう簡単に人材を育成できないので、実際はかなり無理な相談である。

しかも、民間とのイコールフッティング(対等の競争条件)という壁がある。
金融業務はリスクを引き受けて収益を上げる。
政府が出資して後ろ盾となった場合、資金調達コストの面で民間金融と対等ではない。

条件が違うのだから、民間と競争できない。
だから政府出資があるうちは業務の制限が必要になるわけだ。

こうした理由があるので、金融業務については、完全民営化しか道がない。
政府の関与という意味では政策金融の道もあるが、
ゆうちょ銀行やかんぽ生命の金融2社のような大規模なものは存在しえないのだ。

要するに、「官業への逆戻り」という前提で上場しようというのが無理なのだ。
率直にいえば、金融2社が完全民営化であれば、今は頼りなくても将来に期待できる。
しかし、政府の関与が続く限り、期待するほうが無理というものだろう。 

(以上)

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