2ちゃんねる ■掲示板に戻る■ 全部 1- 最新50    

■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています

飯山一郎「批評」 Part4

925 :名無しさん@お腹いっぱい。:2021/02/06(土) 07:40:02.36 ID:ekGL/sOZ.net
>>922 みたくCADが得意な人にはもっと具体的に説明可能で

3次元CADで作った形状情報は当たり前だけど3次元。
これに寸法公差を付与した図面のことを3.5次元と呼んだりするよね。

でも、これだけだと数学的に解決しているが、実際には存在しない形状を
図面に起こしている場合がままあるので、紛糾しやすい。
(ボクセルデータで近似して3Dプリンタ等で試作は可能だが量産は不可)

どうして量産不可能かというと、凝ったデザインは多次元曲線を多用するからで
デザイナーは光の反射や散乱で形状を構想するけれど、
金型を作るためには、直線と円と楕円の組み合わせに形状がなっていないと
旋盤やフライス等の機械加工で作り出すことが出来ない。

図面で書いた場合の違いは、データム(基準面)が設定されているだけなんだけど
発想した形状を多次元曲線で近似したものを、もう1回変換して近似しないと
寸法を測って、同一性を証明できない。

ほんとに凝った曲面が必要な場合は、自動車だったら粘土細工で
同じ形を作って見せて説得するくらいしか方法が無くて、紛糾しやすい。
(金型マスター確認ってやつだね)(しょっちゅう紛糾する)

ここら辺が、デザイナーの美意識である古典的イデアをCADでそのままでは
多次元曲面で近似できないことの説明になるかと思う。
(うーん、なんか違うんだよねーという一言で作業がやり直しになるので辛い)

ちなみに、設計検証を経て金型を製作できるデータムつきの図面を5次元と呼んで
そこまで行って、製品としての成立性が確認された情報となる(一応だけど)

それがどのように売れて、人気が出て、人々の幸せにどう貢献するかとか
従業員の生活がどうなって、株主利益がどうなるかまでの
企業のブランドイメージまでを含んだ形状情報は7次元といって、
これが現代的なゲシュタルト(形態)に相当する、というのが自分なりの説明。

古典的イデアのような美意識的なものはデータで説明困難だけど
企業のブランドイメージまでを含んだゲシュタルトは7割がたまで
3次元CADの形状情報を元に説明可能かなと。

総レス数 1035
611 KB
新着レスの表示

掲示板に戻る 全部 前100 次100 最新50
read.cgi ver.24052200