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【中東・アフリカ】イスラム情勢総合スレ8【東アジア】

75 :名無しさん@お腹いっぱい。:2019/12/22(日) 15:05:58.56 ID:8B/iLccv.net
トルコのエルドアン大統領とリビアのセラジ首相が、セラジ首相のイスタンブール訪問で
正式に軍事協力に合意した。この結果、エルドアン大統領はおおっぴらにリビアに武器を
送れる、国内的法整備が出来たということだ。

早速トルコからは、戦車、ドローンなどが送られ、相当数の兵員も送られることになろう。
一説によれば、3000人の軍事アドバイザーや対戦車砲なども既に送ったということだ。
加えて、トルコに留まっていたISやヌスラなど過激なイスラム戦闘員も、リビアに送られる
ということだ。そうなれば戦闘は極めて残虐な展開になるということが懸念される。

エルドアン大統領は今回のリビアとの合意を踏まえ、リビア問題のゲーム・チェンジャー
になった、と息巻いている。しかし、現実はそれほど甘くは無かろう。リビア西部の政府
セラジ首相に対抗する東のハフタル将軍には、エジプト、アラブ首長国連邦に加え、
ロシアも支援を送っているのだ。ロシアは既にシリアに送っていたワグナー・グループと
呼ばれる傭兵部隊を始め、戦闘員数千人をリビアに移送したということのようだ。
アラブ首長国連邦も戦闘用小型機を6機送り込んでいるが、これはハフタル軍が
爆撃用に使用することになろう、と言われている。

エルドアン大統領は、セラジ政府が国連のお墨付きであり、正統なリビアの政府だと
主張しているが、エジプトのシーシ大統領は、セラジ政権はムスリム同胞団などの
過激派イスラムの人質に過ぎない、と評価している。確かに、リビアに入っているムス
リム同胞団は、トルコの情報機関であるMITが集めた、ISの戦闘員やアルカーイダの
戦闘員たちと一緒に送り込まれたのだ。トルコはムスリム同胞団を支援しているが、
エジプトやアラブ首長国連邦はムスリム同胞団を危険な組織と警戒しているのだ。

どうやら、直に始まりそうなリビアの内戦は、トルコとエジプトとの中東地域における、
覇権争いの戦争に変貌するようだ。それにロシアもアメリカも絡んでいるのだ。
それは近い将来に、中東の政治地図を書き換えることに繋がるかも知れない。

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