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終わりにする前に聞いてほしい
- 1 :マジレスさん:2016/12/23(金) 22:55:33.69 ID:X2fH+dtv.net
- 何にも興味が持てない。
自分自身の今後にも興味がない。
だからリタイアする事にした。
- 61 :1:2016/12/24(土) 19:37:43.16 ID:KGGtgVsD.net
- しばらく休養した後、仕事へ復帰した。
弟の卒業まであと1年てとこだった。
だがここにきて、調子が落ちてしまった。
体調ではなく、明らかに心の問題だった。
はじめはなぜかわからずに悩んでいたが、
どうやら母の言動や行動が影響してるようだった。
(情けない話だが、本気でわかってなかった)
先に話している通り、私達は弟の大学卒業まで協力体制だ。
母の給料ではまかないきれない部分を、私が補填してる形。
けれどここにきて母に彼氏がいる事が発覚。
(というか娘の勘で気付いた)
それとなく祖母に聞くと、申し訳なさそうに教えてくれた。
相手は既婚者で、不倫である事。
休みの日はちょくちょく遊びに出ている事。
相変わらず、ぶれない母だと感心した。
とにもかくにも自分第一。
私の事はともかくのして、弟の事は考えているのだとばかり。
そこだけは信じていたのに・・
私の母は、母親である前に女なのだ。
女である喜びを感じずにはいられないのだ。
娘としては、残念で仕方がなかった。
けど今なら少しわかる気がせんでもない。
こういう生き方しか出来ない人もいる。
私も、自分の為には頑張れない。
けど、それが人の為ならなぜか頑張れる。
同じ事なのかもしれないと思った。
- 62 :1:2016/12/24(土) 19:50:06.64 ID:KGGtgVsD.net
- 落ちたペースは元に戻らず。
元気いっぱいの明るいキャラも作れなかった。
このままでは今まで築き上げたお客様からの信頼を
失ってしまう日がくるかもしれない、
というプレッシャーが更に私を追い詰めていった。
追い詰められた私は、心の中で母にあたるしかなかった。
そんな自分自信を恥じた。
負の感情はループしやすいから、思いつめたら寝るを繰り返した。
寝てしまえば、気持ちは一旦リセット出来る。
朝起きた時に気合を入れ直せばなんとかなる!
そんな時、Dさんに出会った。
Dさんはハッキリ言ってヤンキーぽかった。
私はヤンキーが苦手。
学生時代の、すぐにタイマン!とかなにかにつけて暴言吐いたり
そういうイメージが強かったから。
偏見ごめんよ。
とにかく「あー・・」て気分だった。
Dさんは特に私に興味もなさそうだったし、
粗相なくこなせればって思ってた、そして無事終了。
ここで、些細な会話をした。
実はDさんと私には、ちょっとした共通点があった。
知人が〜とかそんな程度ね。
それが2回目の来店へと繋がった。
- 63 :1:2016/12/24(土) 19:58:55.99 ID:KGGtgVsD.net
- そして再びDさんがやってきた。
共通点について、突っ込まれた。
正直、お客様と共通点はあまり持ちたくないので
(様々な危険度が増すと考えているから)
最初は強かったし、身構えた。
けど何の目的もなさそうだし、すぐ安心した。
で、例によって例のごとくあの質問がとんできた。
「なんでこの仕事してるの?」
すっかりその理由をネタみたいに扱ってる私は、
芸人ばりに豪快にトークを繰り広げた!
(ちょっと大袈裟だけど)
すると「は?お前おかしいぞ」と言われた。
未だかつてないリアクションに私困惑。
今の笑うとこなんですけど・・
「お前意味わかってんのか?」
え、わかんない。なにこれこわい。
なんで私怒られてるんだろう・・
「今の理由、本当なのか?」
は、はい・・
「ふーん」
頑張ってるね!とか、嘘だー!とか言われる事はあっても
おかしいって言われる事はなかったんだ。
だから、へ???て拍子抜けした。
やっぱヤンキーこえーわくらいに思ってた。
けどDさんは、私を変えてくれた。
- 64 :1:2016/12/24(土) 20:14:46.65 ID:KGGtgVsD.net
- Dさんはその後何回か来ては、
「家族の為に頑張る事は否定はしない」
「それはそれでいい事」
「だけど本当に家族の為にはなってない」
「それはただの、親の尻拭いだ」
「自分の人生を犠牲にしてまですべき事ではない」
「すればするだけ、家族は甘える」
「お前は気付いてるはずだ」
「見て見ぬ振りは、よくない」
という事を時間をかけて説明してくれた。
この時、私は既に感覚がマヒしていて、
私がやってあげなきゃ!ていう責任感でのみ頑張れてたから
言ってる事が理解出来ず、それはそれは苦しんだ。
あの人はなぜそんな事を説明するのか。
なにが気にくわないのか。
こんなに頑張ってるのに・・
実際この頃には貯金も出来ていて、
卒業までどうにでもなる形は整えていた。
ただ、常に先の事が不安で働いていた。
万が一辞めた後、祖母が倒れたら・・とか、
弟が事故にあったりでもしたら・・とか。
いくら貯めているとは言え、なにが起こるかわからない。
だから卒業するまでは働き続けておこうって気持ち。
今からでも間に合う、家族を甘やかすのは辞めた方がいい!
と言われた時に、私は反論した。
「確かに甘やかしているのかもしれない」
「だけど、誰かがやらなきゃいけない」
「そして誰もやってはくれない!」
「私は自分の意思でここに堕ちた!」
「もう自分の事は諦めてるの!」って。
そしたらものすごい剣幕で怒られた。
「お前は堕ちてなんかない!!!」
「堕ちるってゆーのはな!」
「自分の為だけに価値観を狂わせたやつだ!」
「お前は違う、家族の為だ」
「狂ってない!いくらでもやり直せる」
「もっと自分を大事にしろ!」
なんでかわかんないけど、グサッときた。
この職種=堕ちるって意味ではないよ。
そこは会話の中の比喩表現だから理解してほしい。
けど、赤の他人にここまで言われて(怒られて)
こんなグサッときたの初めてだった。
自分を大事にしろって・・
言われたのは初めてではなかったんだけど。
Dさんの熱意が伝わったんだと思う。
- 65 :マジレスさん:2016/12/24(土) 20:20:45.45 ID:s1t3QcSt.net
- 気になる娘の前でカッコつけたかっただけかもしれんけどなDさん
- 66 :1:2016/12/24(土) 20:48:14.37 ID:KGGtgVsD.net
- 自分を大事にしろって言われて、私は県外に出た。
なんとなく一からやり直したかった。
しかし職種は同じものにした。
目的は達成しなきゃいけなかったし。
一から必死になったせいか、元気も出てきた。
元気があるからか、またナンバー入り出来た。
相も変わらず、あの質問もされた。
途中自宅に戻ると、母が新しい借金をこさえていた。
腹正しく思いながらも、全額一括返済した。
母は毎月1万円ずつ返すと言い、2ヶ月もたかった。
さすが母だ、と感心した。
そして遂に弟の卒業が確定し、私はその店も辞めた。
次にする事は何も決めていなかった。
だけど、それ以上続ける理由もなかった。
「支える事が、家族の為にはならない」
「働き続ける事で、何も良くはならない」
そう考えて、完全に足を洗った。
辞める前にある程度の貯金を作っておいたので、
しばらくは休暇をとる事にした。
しかし仕事を辞めたとしると、家族の態度が激変した。
仕事もせずに一日中ダラダラと・・と文句を言われた。
ある日、食費の話で注意を受けた。
家にはまだお金を入れているし、1日1食で
そこまで指摘される筋合いは正直なかった。
その日から自宅のものには一切手をつけてない。
感謝ができない人間は、悲しい生き物だ。
母から一連の事で、ありがとうと言われた事はない。
だけど、弟は何度も言ってくれた。
でもその弟でさえ、私からお金を借りて返さなくなった。
これもまた私のせいなんだと思う。
誰かがどこかでお金を持っていて助けてくれる。
こういう考え方にしてしまったんだと思う。
- 67 :1:2016/12/24(土) 20:51:17.00 ID:KGGtgVsD.net
- >>65
それならそれでいいのですよw
その時の発言は真意をついていたし、
少なくとも間違ってはなかったですし。
目が醒めるきっかけを与えてくれて、感謝しています。
完全にマヒってた私にあの意見をぶつけるのは
面倒な事だったと思いますしね^^
- 68 :1:2016/12/24(土) 21:03:53.62 ID:KGGtgVsD.net
- 私なりに家族のこれからを考え、離れる事にした。
弟に対して、あれだけ嫌がっていた母と
同じ事をする事に対して残念な思いもあったけれども、
それは私の理想を押し付けすぎたのだと反省した。
弟の為にした事はあくまでも私の勝手な想いであって
本人に頼まれたわけでもなんでもない。
恨む思いは1つもないにしても、
これからは弟の好きなように人生を歩んで欲しいと思ってる。
母にしても、同じ。
私はもう二度と母の事は母親だと思えない。
どんな事があっても、これから先ずっと。
どうしても、踏み台にされたような気持ちにしかならない。
今は完全に他人だと認識してる。
産んでくれた事に感謝はするけれども、それ以上の感覚はない。
娘はいつまでも母親を・・て聞くけど、
そんなものは人それぞれでしょwって思う。
- 69 :マジレスさん:2016/12/24(土) 21:08:48.72 ID:s1t3QcSt.net
- まあベタだけど資格とって普通に働くとか、貯金が多少あるなら
自分の店でも開いて自営するとか
そういう考えはないのかな1さん
- 70 :1:2016/12/24(土) 21:26:24.16 ID:KGGtgVsD.net
- 話がぶっ飛ぶけど、Dさんとはあれ以来付き合いが続いている。
私は、Dさんと連絡を取り続けている内に
結果心から愛してしまった。
はじめは依存かな〜?とも思った。
キッカケを与えたって感じてる部分が大きいし、
そもそも愛するって感覚がわからなかったから。
でも友達に相談したり、ネットで検索していく内に
これが愛するって事かーと納得がいった。
こんな平和的な感覚だったとは、目から鱗だった。
全てを知る友達は、大層喜んでくれた。
やっと人間になれたんだね!って。
初めて恋愛の意味を知り、理解できた。
世の男女がこんな不可解な感情を持ち合わせていたとは・・
なんの理屈も役に立たないもの!
まるで生産性がない!
だけど、すごく素敵な気持ちだとは思う。
とは言え、実はDさんは既婚者
好きだから略奪ー!とかそんな概念もなければ、
辛く苦しいと言った感情も湧かない。
ただ出会えた事に感謝してます!
おかげで私は生まれて初めて恋をする事が出来た。
それは叶えちゃいけないし、叶わぬ恋だけど、
最後に愛する事を知れた喜びを味わう事も出来た。
今までの苦労を合わせて、もう十分幸せなのです。
最後だけ見ると、ジュリエット感が半端ないですが
そうではないのです!(T_T)
色々な思いを味わう事が出来て、もう満足してるんです。
私はこれ以上自分に何も望んでなければ、
人にも何も望んでないと言うのでしょうか。
事前に申告してる4人の友達の内、
2人はなんとなく理解してくれました。
元から感覚ずれてるもんね!てな具合で。
残りの2人は全くわからないそうで
早く病院に行けとまで言われました。
メンヘラではないのですが・・
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