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帝王の娘 スベクヒャン part.6

116 :51/108:2017/04/15(土) 21:07:48.74 ID:U4DnCrO1.net
そなたはわかっていない
チンム公だけではなく 私だってかわいそうなのだ

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私も母の顔を知らない
私にとっては たった一人の母なのに
王様は母のことをとうに忘れている
いや 王様の心にはただ一人しかいない
守百香公主の母親だ
王様の心に忘れられない女がいるのは喜ばしい
だが それを寂しく思う気持ちがあるのも事実だ
母の気持ちを考えると 母が本当に可哀想でならない

私の母は 信じ難いことに
世間から忘れ去られた存在だ
私は1日も休むことなく努力した
ひょっとしたら 王様が母を忘れられたように
私も忘れられるのではないかと
1日も休まず努力したのだ

幼いころ
「母上 今日はもう本を読むのに飽きました」
「母上 今日は風邪気味なので弓矢の練習は嫌です」
一度でいいから そう駄々をこねてみたかった
それなのに この広い宮中には
甘えられる相手は一人もいなかった

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