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巨大隕石がさらに衝突してきます。3メガトン

1 : ◆Inseki.o.w :2011/07/11(月) 17:39:39.24 ID:De9uBpD/.net
人類滅亡規模の巨大隕石の落下が予測された場合、どのようにして回避するか。あるいは生き残るか。
あるいはどのように最期の時を迎えるか。
語りましょう。

過去スレ
巨大隕石が衝突してきます。さてどうしますか…
http://science2.2ch.net/test/read.cgi/future/1004182426/

巨大隕石がまた衝突してきます。2ndインパクト(kamomeサーバ消失につきscience6に過去ログあり)
http://science6.2ch.net/test/read.cgi/future/1082389214/

31 :オーバーテクナナシー:2011/07/17(日) 09:05:49.05 ID:1nmJzTEG.net
地球に落ちてきたものだけがはじめて隕石と呼ばれるんじゃなかったか?


32 :オーバーテクナナシー:2011/07/17(日) 10:33:45.49 ID:CwUXRBJC.net
よく考えると、巨大隕石の確率は、数百万年に1度! これでは、被害<コスト大でダメだな。
監視衛星やミサイルなどの寿命は約30年(原子炉・核物質・容器・電子機器・パッキンなど樹脂など放射能などで劣化)。

(スレチだが、支配者・企業による危機(戦争・地球破壊・社会破壊・生物絶滅・原発事故…)の方が、緊急で確実で被害大)

33 : ◆Inseki.o.w :2011/07/17(日) 16:54:12.75 ID:2z0kuDY2.net
諸事情で昨夜入れませんでしたが、スレが伸びてうれしいです^^
議論がいくつかに分散してきたので、それぞれ話題ごとにまとめますね。

> 破砕集積体の小惑星の処理
内部からの破壊なら、熱で構成物質が一瞬で気化して爆圧が有効に利用されそうですね。
脱出速度も充分小さいでしょうから、それ以上の速度で飛び散れば、寄り集まって復活することもないでしょう。
ちなみに、いま人類が一番詳しく調査している(と思う)小惑星イトカワの脱出速度は0.0002 km/sくらいですから、砕いたとしたら飛び散った礫塊は再集合しないでしょうね。

人類滅亡規模の、数十キロ以上の小惑星だと、たとえば、火星の衛星ダイモスくらいのものが落ちてきたら、人類存続はかなりきびしいでしょう。このダイモスの脱出速度は0.0069 km/s。核兵器などでもがんばれば砕けそうですね。

向かってくる小惑星にランデブーして、ブルースウィリス方式で、着陸してボーリングするのはちょっと難しそうですが・・・。
爆薬を巻きつけるのは、相対速度が充分に落ちないと厳しいかなとは思います。一端にアンカーのついたロープを打ち込んで、速度を利用して巻きつけるとしても、相対速度が速いのでアンカーが衝突の熱で気化して粉々になってしまいそう。
ランデブーできれば、ましてやうまく目標天体を周回できれば、可能ですね。
ただし、数十キロ級の目標の場合、それに巻きつけるロープだけで相当な長さと重量になります。それを必要に応じて繰り出していくウインチ機構や、爆薬をロープに固定する握索器などの課題を解決する必要はあります。

34 : ◆Inseki.o.w :2011/07/17(日) 16:57:07.61 ID:2z0kuDY2.net
> 滅亡級の小惑星を見逃すシチュエーション
たしかに、大きい小惑星ほど発見しやすいですから、人類滅亡級の大きい小惑星はもうほとんどカタログ化されていそうです。
直前に発見されて、地球の至近距離を小惑星が通過して騒がれる場合も、数十m級のかなり小さいものです(それでも、人類滅亡はしないまでも落下したら街単位での大損害は出そうですが)。

あえて大きいものを見落とすシチュといいますと、枯渇彗星核などは、黒いカスみたいな物質で覆われていてアルベドがかなり低く、見えにくいので、見落としやすいかもしれません。
他の明るい天体の前を横切って食をおこせば気がつくかもしれませんが、短時間の観測では軌道の確定も難しいですね。

あとは、既存の天体が何らかの理由で突然破壊されて、その破片の大きいものが運悪く地球に向かってくるというシチュエーションも考えられますね。
そんなに大きい破片にそれだけの軌道変更ができる現象というのも、地球にまっすぐ向かってくるという運の悪さもなかなか考えにくいところですが。

ゴラスは、褐色矮星くらいか、あるいは核融合を起こして恒星になりそうな勢いの質量ですね。この質量では本当にどうしようもないですから、その時には地球脱出というのも真剣に検討しなければなりません。
テラフォーミングはまた別の話となりますが、通過距離にもよりますが、これだけの質量の星が近傍を通過したら火星とて摂動で軌道をはじき出されそうですね。

35 : ◆Inseki.o.w :2011/07/17(日) 17:03:38.58 ID:2z0kuDY2.net
> 太陽集光ミラー
目標天体へ直接照射の場合、表面はレゴリス状になっているでしょうから温度差を繰り返すという風化の効果はあまり望めないと思います。
長時間あてれば光圧による軌道の変更や、加熱により放出されるガスによる軌道変更が望めそうです。
ミラーは、たとえばSPSみたいな発電衛星と兼用することで、設置コストを吸収することができますね。
有事の際にREX−Jみたいなロボットが巨大な太陽パネルの骨組みを伝って移動して、蒸着したミラーに張り替えて、(元)発電衛星が向きを変えて目標天体へ向けて反射させます。
骨格や姿勢制御機構はSPSを流用するので、短期間かつ低コストで実現できますね。
レーザー送電ならば、ミラー張り替えたり、反射方向変えなくても、レーザーの向きを変えるだけで迎撃可能です。
ttp://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/1026558.html

また、将来レーザー推進などが仮に実用化されていれば、そのインフラを彗星の軌道を変えて迎撃したり、直接照射に流用できますね。
隕石迎撃に特化した専用設計というのは、さしあたって、衝突が確定している小惑星がない現状だと、専用施設の予算は付きにくいでしょう。
したがって平時は他のことに利用して、有事には迎撃に投入するといった兼用が現実的でしょうね。
そのほうが知恵を尽くして使える者を使っている感じがして燃えますし。

36 : ◆Inseki.o.w :2011/07/17(日) 17:07:52.43 ID:2z0kuDY2.net
> オールトの雲/エッジワースカイパーベルトへの迎撃機の配備
外の寒さはとりあえず気にしなくてよいでしょう。探査機は熱設計をして、真空のチャンバーの中で太陽灯をあてて、モデルを作って実際の熱を測定します。
また、いくら温度が低いといっても、1立方メートルに数個とかそういう希薄な水素分子の運動を温度に換算したもので熱容量がほとんどないので機器自身の熱が激しく奪わることはないでしょう。
もし、冷えすぎるならサーマルブラケットなどで調整をします。
電源は原子力電池を使うことになるでしょうね。
とはいっても、熱源の同位体も半減期がありますから、たとえば160Wの出力があったパイオニア10号の原子力電池は30年後の運用終了時には60Wになったといわれています。
オールトの雲まではちょっと遠すぎますから、仮にあらかじめ配備するとしてももっと近い位置になるでしょうね。
配備位置に到着した頃には、30年たっていたとか洒落になりませんから・・・。

> コストVSリスク
確かに、人類は自らの愚かさで自滅する可能性の方がずっと高そうですね・・・。
きっと、衝突確実な天体が見つかるまで、抜本的な対策はなされないのでしょうし、衝突が確定した時には手遅れという。
やはり折衷案として、前レスで述べたように平時は他のことに使っているインフラを流用するのが現実的ですね。

37 :中山康幸crue:2011/07/17(日) 19:57:59.90 ID:cWD9uRAf.net
http://youtu.be/kDzrEMEiP2Q

38 :オーバーテクナナシー:2011/07/18(月) 19:27:41.06 ID:AZ1Acgme.net
>1立方メートルに数個とかそういう希薄な水素分子の(中略)機器自身の熱が激しく奪わることはないでしょう

宇宙機が冷えるのは伝導ではなく放射だぞ。周りに何もなくても数Kの宇宙背景放射が相手ではガンガン冷える。

39 : ◆Inseki.o.w :2011/07/18(月) 22:38:27.47 ID:5MHs/fOz.net
ん〜、そのために前述したようにサーマルブランケットで覆っているんぢゃないでしょうか。
たいていの場合は内部に機器の熱源があるので温度が上がりすぎないように放熱を考えなければならないくらいですが、
この場合のようにミッションの性質上深宇宙で長時間待機状態を保つという場合にはご指摘のように冷えも考慮する必要性はありますね。
冷えて特に問題になるのは、バッテリーやスラスタの燃料ですね。

それでも、冷え過ぎるのなら熱設計の段階でわかっていますから、ヒーターを取り付けるなりなんなりすればいいわけです。
ヒーターだって電力を使いますが、そのための長寿命のRTGですし、RTG低温側からも熱は放出されますからそのまま捨てずに窓を閉めるなどで内部の昇温に利用することもできるでしょう。
ずっとヒーターをONにしておくのに抵抗があるのであれば、熱源用にラジオアイソトープを別途搭載するという方法もあります。
火星探査機のパスファインダーは1Wの熱源として2.6gのプルトニウムを搭載していました。

40 : ◆Inseki.o.w :2011/07/18(月) 22:46:46.89 ID:5MHs/fOz.net
あ、揚げ足を取られる前にいっておきますが、窓ってガラスの窓がついているわけじゃないですよ。
本来は温度差で発電をするので、低温側は温度が低ければ低い方が効率がいいので、その部分だけは断熱材をかけずに窓のようにあけてあるんです。
RTGに限らず、内部に熱がこもりすぎる場合も、窓をあけてヒートパイプを通したりしますけど。
ミッションの特性上、長期間極低温になり、ヒーターだけでおいつかないなら、その窓を閉めてとじこもるというわけ。
JAXAさんのページですが、こういう考えですね。
ttp://www.isas.jaxa.jp/j/forefront/2009/nagano/02.shtml

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