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代打名無し＠実況は野球ch板で

阪神・矢野前監督が明かす意外なドラフト秘話！！「村上と中野はYouTubeで見つけた」

　ドラフト会議を前に阪神前監督で野球解説者の矢野燿大氏（54）が26日、MBSテレビ「よんチャンTV」に出演。阪神のリーグ優勝を文字通りけん引した村上頌樹投手、中野拓夢選手は「YouTubeで見つけた」という驚がくの秘話を明かした。

　球団によっては球団幹部とスカウト部門が主導で指名選手が決まるドラフト会議。矢野氏は「阪神は割と監督の意見を聞いてくれる」と振り返る。そのため矢野氏もシーズン中からアマチュア選手の情報は常に仕入れて、現場としての要望を上げていたという。

　情報収集のため意外に重視していたのがYouTube。「野球好きの一般人の方が上げていらっしゃるものが多いのですが、けっこうしっかりしているんです。細かい情報も入っているし、監督のときはずっと見ていました」

　村上の動画を見たときはコントロールの良さに思わず目をみはった。「こいつのボールを受けてみたい」と胸を高鳴らせたが、村上は大学4年のときに腕を負傷。評価がガタっと落ちたという。

　「3位とかでケガをした選手は取りにくいんですけど、球団も5位くらいならということで了承を得ました。ヤクルトが取りにくるかな？と思っていたんですが何とか取ることができました」と、５位指名した当時の実状を明かした。

　同じ年に6位で指名した中野もYouTubeがきっかけ。ドラフトのリストから一度は落ちたが、矢野氏は「当てるのがうまい小柄な左打者は多いんだけど、中野の引っ張る力にとても魅力を感じましたね。うまくいけば1年目から勝負できるかもと思った」という印象を持った。
球団幹部と掛け合い、6位で再度リストアップした。矢野氏の想像通り、中野は1年目から大ブレーク。今では阪神では欠かせない内野手に成長した。

　今年も育成での指名を含めると、100人前後の新しいNPB所属選手が誕生する。注目を集めるのは上位指名選手だが、案外、下位指名の選手の中にこそ原石が埋まっているのかもしれない。