都内散策

名前は誰も知らない

先日ここに書かれていた徳川ビレッジと石神井公園が未踏未見の地であったので行ってみた
コース
山手線目白駅→徳川ビレッジ→西武池袋線椎名町駅→西武池袋線石神井公園駅→石神井公園→吉祥寺

徳川ビレッジ
観光地と言ってはまずいかもしれんが、一応アクセスはしやすい、目白駅からほどなく至る
事前知識として外国人用の高級住宅地というのはわかっていたが、近づくにつれて南とも言えない強烈な圧迫感
入り口を前にそれはピークに達する
なんとなくではなく、具体的に説明書きがドンと出てくる、日本語もあったが英語の説明も
まずきっちりと｢当地に在住の者、または当地住宅への来訪者以外の者は立ち入るな｣(原文通りではない)とあった
さらに撮影禁止、no photographと

まあ、入って一周してきたが、ここは事前に地図でわかっていたが入った向こう側に抜けられない
必ずグルっと一周するようになっている(入り口は近くにもう1つで一応計2つあるが)
そこでさらに圧迫感を受ける
入った瞬間に、be quiet が出てきて、ガッツリ監視カメラがこちらを向いていてそこらじゅう英語でまたbe quiet が多い
ゴミとかも細かくああせいこうせい英語で書いてある
英語で言われると慣れてないからか妙にビビるwしかも命令形
入るなと言われて入ってるうしろめたさも効いている
例えばフワッとここで欧米人に(外国人と言ってもおそらく欧米系が主な住民と思われる)
あなた誰だ、ここで何してるんだと(もしかしたらやや怒り気味に)話しかけられたらヤバいなとか、要らん緊張感を強いられる
そんでもって通りにまったく人がいないのが逆にまた何とも言えない緊張感がある
(結局一周して見かけた住民はなんと一人だけだった)

見事に整備された大木が豊かに連なり、閑静を通り越してシンと静まった妙な緊張感
剥き出しの監視カメラと、明らかに来訪者、闖入者に向けた英語での要請文、命令文
そしてその中で見事な景色をまるで肝試しのように歩く中、なぜか終始無人
この圧倒的異物感、この異物というのは私である
この地においてものすごく自分は異物であるのだという劣等感とは言わずもエイリアンの感覚

一周してそこを抜けると何故かホッとしてしまった
怒濤の石神井公園編は掲載日未定だ